多分身長というよりお顔がとってもプリティーだからだと思います(真顔)

さて、すぐ帰るつもりがこんな時間まで飲んでしまいました。

提灯あるから居酒屋と思って入ったお店はバーでした。

後から年齢を聞いたのですが、御年75歳のマスター（実はマスターじゃなかったのですが、この時はそう思ったので…）が、

「いらっしゃいませ」

私がビールを注文すると

「ビール、生ビールの瓶詰めで、一番高いのですがよろしいでしょうか」

ん？と思いました。こんな回りくどいことを言うので…今思うと、マスターの話し好きの特徴がここに現れていたのでした…。
すぐに女性が入ってきました。

「タンカレーでジントニックお願い」

一瞬かっこいいと思いました。ジンの銘柄を指定しているので。でも、すぐに格好良さは打ち消されました。やたらと話しかけてきます。私が大阪出身だと言うと

大阪弁教えてほしい
大阪弁話せるようになりたい

とのこと。先月も難波花月に行かれたらしい。

私は30分、せめて１時間で帰るつもりだったので泥沼にはまった気持ちです…。
マスターもやたら話好きで、いつの間にか、３人で人生で一番必要なモノの話になりました。マスターはお金と言ったあと、いろいろとお金で困った話を面白おかしく話します。
女性は私より明らかにかなり年上です。

人生でやっぱり必要なのは愛

とのこと。マスターがいろいろ反論していました。マスターの態度から、この女性はこのお店が長いのがわかります。でも、女性は頑なに愛を主張します。

GRAVITYで、お金より愛が大事なんて投稿を目にしたら、手が勝手に反論のコメントをします。この時の私は驚きもあって、言いたいことを我慢して、女性の幻想のようなお話を黙って聞きました。

20時半になってもうこんな時間？って慌てて女性はお帰りになりました。
入れ替わりに男性が入ってきました。男性はお店のスタッフのようです。

マスターが

「さっきの方は、大金持ちだからお金なんて空気なんですよ。でも早くに旦那さんが亡くなって３０年ぐらい未亡人ですから、愛をもう一度味わいたんじゃないんですかね」

「息子が来ましたので、バトンタッチします。私は今日はつなぎの助っ人でした。この後は本来の人がやります。ごゆっくりどうぞ」

お二人との一期一会を味わいました。
あっ、あの女性は何とかお近づきになろうかなって一瞬だけ思いました(笑)。