テレビ局の出入り口では、帰路につく人、これから働き始める人、様々だ。隅に立ち、ぼんやりと人間観察をしていると?「お待たせしました。帰りましょう?」 …隅、気配も消していたのに、すぐ見つけたな?「…おまえらしい」「え?」「なんでもねーよ。帰るか」 二人の「家」に。