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ののの

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中学生の頃を思い出した。
使わなくなったからと親にもらった印画紙の束。スケッチブックの代わりにそれに絵を描いていた。
でも何を描いていいのか分からなかった。
アニメや漫画のキャラクター、その顔や表情のようなものを描いていたと思う。
でもひたすら紙を真っ黒に塗りつぶしていただけだ。
その頃はよく分からない感情があった。
不満だったか怒りだったか悲しみだったか、それとも喜びだったか。
とにかく毎日が虚しくて、虚しさに抗うように紙が破れるほど力を入れて無駄に線を引いた。
絵は下手だった。それは分かっていた。
けれどどうしたら上手くなるのかも分からなかったし、それを調べる気もなかった。
毎晩毎晩、紙も手も真っ黒になるまで線をひいては消して、それを繰り返した。それだけ。
毎日続けていたけれど結局何も完成しなかった。
それでもあの頃は何かしらの執念や情念があった。
そんなことを少し思い出した。
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