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chika

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あ

KTJ
すげー可愛い
そしてピントが全然合わん笑


紫苑/しおん🐈⬛
◆第3章〖弟の紫苑〗
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
弟は、兄とは違う道を選びたかった。
忘れ草の前に立つたびに、
胸の中で何かが解けていくのを感じる。
それが楽になる感覚だと分かりながらも、
弟は、心が軽くなるのがこわかった。
父と過ごした日々、
亡くなった日の空の色、
冷たくなった手を握ったこと。
全部をやわらかな霧の中に
まぎれさせてしまいたくなかった。
「ぼくは、覚えていたい!」
そう思った弟は、
ある日、花屋で小さな紫苑の苗を見つけた。
白とむらさきがまじった、細い花だ。
店の人は
「好きな人を思う花だよ」
とだけ教えてくれた。
弟はその花を買い、
墓へ持って行った。
忘れ草の反対側の土を少し掘り、
そこに紫苑を植えた。
むらさきの花びらがゆれ、
風の中できらっと光った気がした。
「父さん!ぼくは、忘れないまま歩いてみたい。」
弟は心の中でつぶやいた。
父に聞かせるというより、
自分に言い聞かせるような言葉だった。
猫が、いつの間にか足もとにいた。
弟が土をならす手を止めると、
猫は紫苑の近くまで歩き、
座って花のほうを見上げた。
弟は、猫の背中をそっと撫でた。
その手の中に、
父が猫の頭を撫でていた時の光景が
ふっとよみがえった。
猫は何も言わない。
ただ、そこにいる。
忘れ草と紫苑のあいだで、
静かに目を細めていた。
弟はそれからも、
時間を見つけては墓へ通った。
兄は忙しい日々を送りながら、
たまに思い出したように花屋で忘れ草を買い、
自分の部屋の窓ぎわにも同じ花を置くようになった。
墓には、
きいろい忘れ草と、むらさきの紫苑。
家には、
兄の知らない場所で咲く紫苑と、
弟の知らない窓ぎわの忘れ草。
父を思う形は、
少しずつ分かれていった。
#花彩命の庭 #紫苑


ひとりごっつん

すーさん
毒展とかあれば必ず行くし、水族館とかではこの子達がいるような所にずっと滞在してます🤣
(嫌いな人いたら申し訳ない)




ゆきまる
#猫のいる生活

しき

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雪海🏢

こたろ

やっさ

トッキ

イエネ
NAKAMATは何を意味するの?
NAKAMATは、一般的に「仲間」や「仲間たち」という意味を持つ言葉です。特に、友人や同じ目的を持つ人々を指すことが多いです。この言葉は、コミュニティやグループの結束感を強調する際に使われることがあります。
使用例:
友人同士で集まるときに「NAKAMATで集まろう」と言ったり、共通の趣味を持つ人々を指して「私たちはNAKAMATだ」と表現したりします。
このように、NAKAMATは人々のつながりや絆を表す言葉として、特に親しい関係を強調する際に使われます。

莉愛(リ

にゃん

アナ

せいや
まぁ勉強しなさすぎてもう2級通らんけどw

さっち
NAKAMATの由来は?
NAKAMATの由来については、以下のようなポイントがあります。
言葉の意味: NAKAMATは「仲間」と「マット」を組み合わせた造語で、仲間意識やコミュニティを大切にするという意味が込められています。
文化的背景: 日本の文化において、仲間やコミュニティのつながりは非常に重要です。この言葉は、そうしたつながりを強調するために使われています。
使用例: NAKAMATは、特に若者の間で使われることが多く、友人や仲間との絆を表現する際に用いられます。
このように、NAKAMATは仲間意識を大切にする文化的な背景を持った言葉です。
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