暦の上では秋となりまして、行儀よく彼岸花もあちこちで咲いてくれています。

暦の上では秋となりまして、行儀よく彼岸花もあちこちで咲いてくれています。

日中にトンボの群れを見つけました。
まさしく秋の訪れではないでしょうか。

SNSでは頼むから写真アップしないでくれでお馴染みの虫ですが、その中で愛らしいトンボに対して嫌悪感を抱く人は少ないのではないでしょうか。

昆虫についてそれほど詳しいわけではありませんが、トンボは見かけに似合わず、幼虫からの生涯に掛けて肉食という完全なる武闘派です。

トンボの特徴の話、
彼らは4枚の羽を別々に動かす筋肉を持っており飛行を得意としています。そして高性能の複眼を持っています。
一方で6本の足を持ちながら歩くことは出来ません。あの足は飛行中に餌となる虫を捉えるためにあるとのことです。
役割がわかると彼らの個性をより魅力的に感じることが出来ますね！

私が好きなアシナガバチにしても、春に生まれて早いこと巣作り子育てを終わらせないと、せっかく作った巣の中で暴れまわる恐ろしい寄生蛾が来るタイミングにかち合ってしまいます。

おそらく、多くの羽虫にとってトンボの群れの訪れはスーパーハードモードへの移行です。
それはまるで遡上した鮭を襲う熊のような。

きっとこれは寓話です。
私たち人間はチャンスを掴みたい一方で、タイミングを推し量って踏みとどまろうとします。
ところがトンボはこのように言うわけです。

「…大切な予定を先延ばしにしてしまって本当に良いのかい？」と…[疑っている]