ホームラン打て｜きりたの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

雷電ロケット。雄図。

意味があり、ある、墓標の、キーワードで。
場所は、ベトナム手前どこかで。

昭和20年3月21日。

学徒兵だった、御人好甲藤殿が。

もう一つの前世の。

命と全人生、全尊厳。全放棄で、作り出した。

凄まじく重圧満ちた出撃の日が、来ており。

桜花。

命名したのは、例の指令で。

残忍な、仕打ちメニューを。
御人好に、フルセットで用意しやがったのだった。

御人好は、自分が線香花火で死ぬ、迅雷（桜花）を。

それのみを、桜花にするよう懇願したが。

実際は、当時のさくらの日に。桜花と命名した迅雷全部隊を。

御人好に全責任、神雷部隊とその友軍部隊以外。

やつのせいだ、と大嘘ばらまいた上で、出撃数日前に。

更に、奴が逃げたから罰則で、出撃早まり、零戦整備のタイミングで護衛ほぼ無い状態で。

出撃することなった、と。

数段に分けて、おおうそを、あの指令は、ばら撒いた。

私、虚無僧と野中さんは。奴の上等な常飲手札だったから。

見ぬいたが。

御人好への凄惨なリンチパーティは、顔と手足以外、一月間毎日でボロボロで。

片目も、空戦には支障ないだろと。
医者以外にはバレない形で、潰され、凄まじい限りだったと。覚えている。

弁慶化身の、「仮名、脇宇治」陸軍特務工兵の偽憲兵救国工作派は、インパールで、97軽戦車で谷底へ。

雄図は。奴は。一体、何のため、何のため。
俺は、何のために、何のために。
生きているんだ？

最期、雷電のオイルを微妙に抜かれたらしい。

あれは、オイルを食べる戦闘機で、有名で。
規定じゃ、100％焼き付く。目いっぱい、入れる。動く限界で。性能？発動機止まるより良いだろ。

回ってりゃ、使えれば零戦より強いよ。確実に。機体も頑丈で、軽いから、とんでもなく加速がいい。

やつの、お気に入りだった。

「敵さんの気持ちがわかるね（敵の心理、読みやすくて良い）」

とにかく敵が多いやつで、それを気にも止めない。

俺と仮名脇宇治は、正気じゃ、なかった。

音で、察したのだろう。

そこの司令は。警告の、軽い挨拶のつもりだったのだろうが。

奴は、とんでもなく危険な奴で。

B17迎撃で飛び立つや。

多くが、見ていたらしい。

発動機停止覚悟の、危険回転の異常振動音響かせ、急上昇しそのまま突っ込んだ。