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ひろT
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おは









えんぴ2
回答数 6>>
なぜかと言うと濃く書けて折れないからですね。
どの程度の芯の硬さでも力加減をすれば折れないのですが、1番思いっきり書けて、まぁ、それでもFまではいきませんが自分はHBが1番好きですね。
とにかく鉛筆は素晴らしいと言うことです。
シャーペンも同じですが、さまざまな種類の硬さがあり、見た目もさまざまです、鉛筆って、すごく静かな道具ですが、とても奥深い。
まず不思議なのは、「鉛筆」って名前なのに鉛は使われていない事。中身は黒鉛。紙の上に黒鉛の粒子がこすれて乗るだけで、インクみたいに染み込んでいるわけじゃない。だから消しゴムで消える。この「消える」というか性質が、鉛筆の1番優しい所だと思う。芯の硬さも面白い。
Hは硬くて薄く、Bは柔らかくて濃い。HBはその中間。たったこれだけの違いで、文字の性格が変わる。
Hで書いた文字は少し緊張していて、Bで書いた文字は懐っこい。2Bになると、もう感情が見える。
鉛筆を使う人の力加減がそのまま出る。強く握る人、軽く滑らせる人、同じ鉛筆でも線は全然違う。ペンよりも「人」が前に出る道具だと思う。
削る行為も、今はちょっと特別だ。削り器のガリガリと言う音、木の匂い、尖った芯。書く前に一呼吸置く感じがある。急いでいるときでも、削っている間はなぜか落ち着く。デッサンでは、鉛筆一本で影も光も空気感も表せる。
デジタル全盛の今でも、鉛筆は消えない。
理由はたぶん簡単で、失敗しても許される道具だから。
消せる、書き直せる、削り直せる。完璧じゃなくていい。
鉛筆は「考えながら進んでいいよ」って言ってくれる、珍しい道具だと思う。
ここまで読んでくれた君は、もう芯のある人だ。
折れそうになっても、削ればまた前に出てこれるし、濃くも薄くも、自分で選べる。
大きな音は立てないけど、ちゃんと紙には残ってる。
最後まで付き合ってくれてありがとう。
君の線は、まだ途中だ。

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