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ごはんR

2025/09/15

※この記事は自己陶酔系ノロケです

婚約した。
不思議だ。

物心ついた時には父親がいなくて、幼稚園児の頃から母の再婚と離婚に何度か付き合ってきたわたしは、だいぶ昔から結婚という制度に毛ほどの魅力も感じず生きてきた。
そんなわたしが齢44で婚約した。

来年の4月、彼の実家に引っ越したタイミングで入籍する予定。
不思議だ。

彼と知り合って20年、お付き合いを始めて半年。この半年のうちに、ごく自然と、この人と一緒にいると安心する…この人の前では気取らなくていい…この人なら一緒に暮らせる…と思うようになった。

彼から真剣な面持ちで「籍を入れてくれる？」と言われたとき、結婚願望ゼロどころかマイナスな上に、かなり卑屈で忖度気質なわたしが、少しの抵抗もなくスッと了承した。
不思議だ。

過去に2度、結婚を考えたタイミングがあった。

1度目は契約社員で食いつないでいた34の頃。
相手は国家公務員だった。それなりに好きだったけど、結婚に対する煩わしいだけのイメージは払拭できないまま、生活の安定だけを求めて話を進めた。
結局、あまり乗り気でないのが態度に出てしまっていたのか、そのうち浮気されて別れた。

2度目は半年前。相手が膵臓がんで余命いくばくもない状況で、いよいよ危ないという時に立ち会えないのは辛いと思った。結婚したいというより、結婚しなければいけないという義務感と使命感に駆られていた。
結果、いつも精神不安定で攻撃的な彼に耐えきれず、悩みに悩んだ末、別れた。

そんな時期に、およそ20年越しの告白をしてくれた今の彼とお付き合いを始めた。
そして婚約した。

ここまで書いて謎が解けた。
この心境の変化には何の不思議もないのだった。
経済的な問題がなく、結婚への義務感もなく、ムツゴロウ並みにわたしを愛してくれる彼のおかげで幼少期のトラウマからも脱出できたのだから、そりゃ結婚に前向きになれるわけだ。

よーし自己分析おわり！
しかし家族と親戚が増えるの嬉しいな〜ワクワクする😄🍀
幸せになります…と締めたいところだけど、こんな気持ちにさせてもらえたんだから既に幸せになってるんだよな。幸せですﾊｲ。