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葵✴
遠い遠い魔女の国から物語は始まります。
今日の物語は緑の魔女ベルデのお話しです。
木々や植物、動物と仲の良い心の優しい魔女ベルデは耳が聞こえません。
魔女の国の仲間達になかなか馴染めず、ベルデは自分を成長させるため旅に出ることにしました。
旅の途中、草木が枯れ、動物もいなく荒れ果てた森が現れました。
何故こんなに荒れ果てているのか、心を痛めた優しいベルデは1本の老木に尋ねました。
「どうしてこんなに荒れ果てているの?」老木は静かに「黒い悪魔が来たんじゃ。黒い悪魔は森の奥の洞窟から森を守る神の石を持ち出し割ってしまった。」「あれがないとわしらは新芽をだせないんじゃ。」そう言いました。
緑の魔女ベルデは森を元に戻そうと、そこにしばらくとどまることにしました。
1本1本草木に手を当て、魔法の杖を使ってベルデは命を吹き込んでいきます。
ですが、それだけでは森には豊かな緑は戻りません。「これだけではダメね…よし!私が割れた石を元に戻すわ!」
ベルデは険しい崖をよじ登り、濁流の川を越え、傷だらけになりながら割れた石の元に辿り着きました。
その神の石は粉々に割れ輝きを失っていたのです。
ベルデが、血の滲んだ小さな手で石の欠片を集め魔法の呪文と共に杖を振りかざすと、それは大きな1つのストーンになり、艶のある輝きを放ったのです。
そしてベルデは気を失ってしまいました。
やがて鳥のさえずりで目を覚ましたベルデはとても驚きました。「これは!?」
草木は新しい芽を出し、風にそよいでいます。緑が豊かになった森には、動物達も戻りベルデの傍でベルデを守るように囲んでいます。
美しい森を目にしたベルデは大変喜びました。
その功績は魔女の国にも届き、心配していた魔女達が迎えに来ましたが、ベルデは荒れ果てた森が他にもあるかもしれないと更なる旅をすることを伝えます。
そんなベルデに、魔女の王妃は守りと力を備えたブレスレットを渡しました。
さあ、今日はハロウィン、そしてベルデの新たな旅立ちです…✨
by葵


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ベルデは、、葵さんそのものだ[ほっとする]
mimi
葵さん、こんばんは! グリーンが素敵だな〜 おやすみなさい⭐️
ノン 🌼🍃🌸🍃
素敵なお話し[ハート]
虚空
素敵なお話しありがとうございます[照れる] それにブレスもとても素敵[ハート]