電気代の予算とか、もう前年度実績ぶっ込んどけやと思う。燃料調整費どうなるかわかんねぇのに資料作るの無駄。

我々は世界の絶対的数量を知ることはできないのだろうか？
これが私が良く考える謎である。そしてこの提題は以下の私見考察より導かれている。

1mとは光がある一定の時間で進む距離だ。我々の世界ではこのように現在定義されている。これは何故かというと人間が世界を認識するためには基準系との相対的な値を扱う必要があるためである。
つまりある縄の長さを知りたいとき、人間はそれが1mとどの程度の比例関係にあるかを考えることでやっと縄の長さを定量的に認識できるのである。

ただしこれは長さや時間といった概念を人間が明示的に規定しているだけであり、実際のところ相対値を扱うことは人為的な内容に限った話ではない。
ここで基本的に全て認識が、相対値に由来するものであることを簡単に示すため例を挙げる。
例えば、視覚情報は相対値である。これを二つの観点から示す。
まず、高次の認識を行う視覚機能(目など)を考え、これは機能として空間を認識できるものとする。この時、部屋の物体が自身からどの程度離れているかという距離や、壁と壁同士の交わりの角度関係という相対的な数値を扱うことになる。
次に低次の視覚機能を考え、これは視覚機能(カメラなど)に入ってきた光を直接認識できるものとする。この時、そもそも光は一種の物体の運動であるから、単に光を認識をする場合においても光自体の運動の違いによって色彩等を区別する。つまりこの場合においても相対的な数値を扱っているということができる。
また物体間の関係がなければ、何かを認識することはできないということは世界において一般に考えられることである(例えば一般的に言えば因果関係がないのならば第六感のような機能は存在しないと科学的には考えられる)から、認識では相対的な関係を根拠とした計測を行うことになる。

本題に入る。先に述べたように人類は多くの分野において認識のため基準を定める。これは感覚ではなく再現性のある認識を行うための必要な手順であるとも考えられる。そしてここで一度、世界が絶対的数量を保持していると仮定する。
この時、物体間の関係による認識から発生した相対値で擬似的に絶対的数量の世界を表現することは可能である。つまり相対的な認識で絶対的な世界をある意味で予測することができる。そしてこの表現は正確であるならばどのような基準系であっても成り立つ。そのため我々は現在の基準系を規定していることにより、我々は世界全体の認識が確かに可能であることが示される。
しかし、残念ながらこれは決して絶対的な値を我々が認識しているわけではない。単に認識した世界に均一で一定の規則が影響を及ぼしているだけであるからほとんど世界が等価であると考えることが可能であるというだけの状態なのである。
つまり我々は世界の絶対的な数量の比だけを知っていて実際の長さを知っているわけではないのだ。
ではその上で疑問が浮かぶ。我々は世界の絶対的数量を知ることはできないのだろうか？