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桐夜。

桐夜。

ほぼ貸切状態の電車に、一人で揺られる。車窓から見える景色は、川と山と快晴の、田舎寄りの景色。
 ふと右斜め向かいの扉を見ると、少しだけ長い髪を後ろでひとつに縛った、黒髪の青年が一人。長器械ケースっぽいものを背負い、扉のガラスから川を眺めていた。

 ぶつ切り場面転換の後、私は山の麓の河原にいた。電車で見た川と同じか否かは不明だが、木陰によって程よい明るさで涼しかった。
 ズボンの裾を捲り、緩やかな流れの川に足をつける。一人なのをいいことに、足を蹴り上げて水飛沫を作って楽しむ。
 だが、ポケモンSVのコジオが何故か川底にいて、つまづいた。そのまま全身ずぶ濡れかと思った矢先、誰かが腕を掴み引き上げてくれたことで、濡れずに済んだ。
 振り返れば、私を掴んでいたのは電車内で見たあの青年だった。片手には、あの長器械ケースの中身だろうか、シアン色のスピアガンが握られていた。
 内容は覚えていないが数語ほど会話を交えて、青年と共に川を上がる。そうして河原に腰を下ろすと、屋台で売られてそうなラムネ瓶を青年が差し出してきた。

>>起床<<
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