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アナ🐜

アナ🐜

『幽霊はいるのか?いないのか?』
——この手の論争は定義をサボった瞬間に知的事故が起きる。

まず“幽霊”の適用範囲を確定しないまま殴り合うのは、オフサイド知らずに笛吹いてるのと同じ。
その上で、最低限この四層を踏む。

1. 存在論:「ある」とは何を指すのか。物理的持続? 心的実在? それとも社会的実在? 
(「俺は見た」は存在論じゃなくただの近況報告)

2. 認識論:どうやってそれを「知る」のか。証言・追試・再現性・反証可能性。体験談はデータではなくデータ点の候補にすぎない。

3. 言語論(意味論/語用論):“幽霊”という語は、場面ごとに何を成し遂げるラベルか。比喩? 方便? 脅し? 慰め? 語の機能を問わずに“実在”だけ問うのは、ドライバーの種類も見ずに“車は速いか”と聞くのと同じ

4. 記号論:物語・図像・儀礼における〈幽霊〉の配線図。差異と反復、類型の回路(四谷怪談型など)。構造を読まずに“ほんとに出たか”だけ聞くのは、楽譜を捨てて音程だけ議論してるようなもの。

ここまでやってようやくスタートライン。
この手順をすっ飛ばして「科学で完全否定!」とか「量子が証明!」とか言い出した瞬間、雑さの種類が違うだけで同レベル。

一方で、プロの怪談師は構造を見せずに“効かせて聴かせる”
折口信夫のまれびと系譜とか語りたくなる私の分析脳を配置と間だけで黙らせてくれる笑

まとめると——結論を急ぐほど幽霊は“出る”


#怪談話
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コメント

アル

アル

1 GRAVITY

……で、2択だといる派?いない派?

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アナ🐜
アナ🐜
何をもって"いる"とするのか?がないと答えられないっすね笑
1 GRAVITY
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『幽霊はいるのか?いないのか?』