ｗ｜南冷の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

今日も幼稚園はお休み。入園式の準備などで保育士さんたちも忙しいのだろう
前回の休日、こ〜ちゃんと過ごした時間が好評だったので、今日も同じように過ごすことにした
朝食の片付けを終え、パウンドケーキ作りの準備を整えると、２歳の孫に声をかける。すると、パッと顔を輝かせながらキッチンへ駆け寄ってきた。どうやら、前回のことを覚えているらしい。小さなエプロンをつけ、やる気満々の様子だ
「いちごのパウンドケーキを作るよ。」
今回は、いちごを上に乗せるだけでなく、生地の中にも刻んで混ぜ込むことにした。小さな手でボウルを握り、一生懸命混ぜる姿がなんとも愛らしい。真剣な表情でいちごのヘタを取り除く姿に、思わず微笑んでしまう
「よし、オーブンに入れよう。」
ガチャン、と扉を閉め、タイマーを40分にセット。オーブンの中で生地が膨らんでいくのをじっと見つめながら、焼き上がりを楽しみに待つ
その間に、こ〜ちゃんは手際よくミニオンのオムライスを作る。ジュワッと卵を焼く音が心地よい。オムライスを密閉容器に詰め、お茶やおやつの準備をしていると、ちょうどパウンドケーキが焼き上がった。ふわっと甘い香りが部屋いっぱいに広がる
さらに、一緒に作ったマフィンも焼き上がり、すべての準備が整った
「さあ、公園に行こう！」
お弁当とおやつをカートに積み、子どもたちと一緒に近くの公園へ向かう。風に乗って桜の花びらがふわりと舞い落ちる。桜の木の下に折りたたみテーブルと椅子を広げ、まずは少し遊ぶことにした
すべり台をすべるたびに「キャッキャッ」と楽しそうな声が響く。ひとしきり遊んだあと、お弁当を広げると、子どもたちは「おいしそう！」と目を輝かせる
「いただきます！」
みんなで頬張るオムライスは、外で食べるせいか、いつも以上においしく感じられた
もう少し遊んでから、おやつタイム。ふわふわのマフィンを口に入れる
「おいしいね！」
幸せそうな笑顔を見て、こ〜ちゃんもほっとした
昼過ぎ、すっかり遊び疲れた子どもたちは、帰り道で少しうとうと。カートに荷物と一緒に乗せると、心地よさそうに体を揺らしていた
家に帰ると、お昼寝。スースーと寝息を立てる姿を見ながら、こ〜ちゃんは静かにキッチンの片付けを始めた
賑やかだった午前中の余韻が、穏やかな午後の時間へと溶け込んでいく
こうして、心温まる休日のひとときが、また一つ、大切な思い出になった