アリストテレスが指摘した事で、世の中の多くの人達が間違えている事は、幸福とは状態(ヘクシス)、その習慣から成り、決してその人の持つ金銭や財産、友人や恋人等、外的な事象の中には存在しないという事である。私達の身体の健康、富や人間関係等は私達の幸福の条件にはなり得る。しかしそれらを目的として生きてはいけない。あくまで外的な事象は生きる為の手段である。もちろん私達が得る世間での名声や称賛、他人からの感情はあなたの幸福や精神に何の影響もしない。SNSのフォロワー数、彼等が与える称賛、誹謗等、何もあなたの幸福、精神には影響しないのである。ただ、あなたの精神がそれらを良い、または不快と感じ、判断するからそれらはあなたの精神に影響を与えてしまうのであり、だから人間とはそれらに惑わされず、無視し、ただ善とは何かを考え、善行を為し、よく生きること(エウダイモニア)を目的として生きねばならない。