オタクが号泣するだけの物語だったな｜いたかの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

来年、私は40歳になる。
独身。結婚する気もない。

専門学校を卒業して入社した鉄鋼会社では、総務・経理として5年弱。
会社が吸収合併され、希望退職が募られたことをきっかけに、
「新しい道を探してみよう」と転職を決意した。

転職活動の合間に、短期のつもりで応募した引越会社のコールセンター。
「お客様対応なんて、私の性格的に無理」と思っていたのに、
まさかの入社3ヶ月で売上表彰。
そこから気持ちが変わった。
“声で安心を届けられる仕事って、面白い。”

で、気づけば約8年。
ただ、マネジメント業務に就いたとき、壁にぶつかった。
人を束ねること、背負う責任。
向き合った結果、そこで一度区切りをつけることにした。

次に選んだのは、葬儀関係のコールセンター。
電話越しとはいえ、生と死に寄り添う仕事。
やりがいはある。たくさん学んだ。
でも、心拍数はずっと高いまま。
穏やかさとは少し違う場所に立っているような日々。

私は、本来コツコツ長く働きたいタイプ。
だからこそ、40代の働き方を考えるようになった。
“もう少し、心が落ち着ける環境で。”

頭の片隅に、ずっと忘れられない会社があった。
前職の頃に関わった、とある引越会社。
人柄、空気感、口コミさえ温かく感じた不思議な会社。
退職してからも、なぜか時折思い出していた。

そして、つい先日。
ふとホームページを見たら、コールセンター正社員募集の文字が。

──これはもう、タイミングなのかもしれない。

マネジメントではなく、現場で。
もう一度、挑戦したい。
引越会社の経験は長かったし、即戦力にはなれるはず。
でも、「できる」気持ちに甘えず、初心者の気持ちで再スタートしたい。

それは逃げじゃなく、選択。
甘えじゃなく、覚悟。

この会社に応募することは、ただの転職じゃない。
“想いを持ってもう一度挑戦すること”。

面接で、その熱がちゃんと伝わりますように。
40歳の再挑戦。

いいよね。私間違ってないよね…

#転職 #アラフォー