【生存報告】｜ライの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

8月16日土曜日　筋トレ日記

部位：胸

体重が3キロも増えていた。思えば当然のこと。摂取カロリーばかりが積み重なり、消費はほとんど置き去りにしてしまったのだから。早く元の生活リズムに戻さなければ、と心に言い聞かせる。

◆ベンチプレス
30kg × 20
32.5kg × 10
20kg × 15

◆ケーブルフライ
18kg × 10　3セット

今日はパーソナルトレーニングの日。先生の指導は、これまでよりも少し厳しさを帯びていた。空気は張り詰め、重みを増したバーベルのように、その緊張感がこちらにも伝わってくる。あぁ、フェーズが変わったのだと感じた。遊びではなく、本気で向き合うべき時が来たのだと。

十回を超えたあたりから、腕は小刻みに震えだす。それでも先生のカウントは止まらない。容赦のない数字の連なりに、「もう限界よ」と叫ぶ身体を引きずりながら、ただ食らいつく。気づけば、数を数える余裕すらなく、ただ「まだだ」と言い聞かせながら。

「はい、オッケー。少し休憩して」
ようやく解放されたその瞬間、先生からの指摘が続く。腰を浮かさない、足で蹴る、肩甲骨をベンチにつける。そのひとつひとつを理解しようと努めるが、まだ形にはなりきらない。重量を落として再挑戦した時、すでに体力は削がれていた。それでも、以前よりも確かに「胸で押し上げている」感覚を持てたことは、自分なりの成長だと思えた。

ここまで来るのに、時間はかかった。それでも確実に力はついている。だが同時に、やればやるほど頭で考え込んでしまう自分がいる。初めてバーベルに触れたあの日の、無邪気な感動を思い出そう。ただ無心に「やってみる」ことも、ときには必要なのかもしれない。

今日のセッションで見えたのは、自分の小さな進歩と、新しい課題。先生は言った。
「限界値の見極めが分かるといいね」
その言葉がまた、静かに胸の奥を波立たせる。

明日は休もう。そして月曜に、今日の感覚を胸に復習してみよう。