ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけでかまわないのだ。1日の中で、少しくらい意識的に、前向きで、楽観的で、ポジティブな事を考える時間があったって良い。嘘くさくたって全然かまわないのだ。演技で良いから「良い感じになってきた」って思おう、感じよう、口に出そう。
でもねお母さん、私本当に1度も実父の所に行きたいとか、一緒に住みたいとか、思った事1度たりともないんだよ。叔父と祖母と住んで、肩身が狭くて、制限されて、怒鳴られても、何をされても、あの家を出たいと思った時も、お母さんとしかいたくなかったんだよ。本当だよ。