投稿

大樹
「密教正式次第(みっきょうせいしきしだい)」は、真言密教(東密・台密・チベット密教含む)の「正規の修行手順・作法体系」のことです。
---
🟡 「次第(しだい)」とは?
サンスクリット:krama(クラマ)=順序・段階
密教では仏・菩薩・本尊と一体化するために
定められた「修行の段階・手順」を「次第」と呼びます。
---
🟡 密教正式次第=五相成就法(ごそうじょうじゅほう)
基本5段階:
次第名 内容
① 前行(ぜんぎょう) 三礼、発心(菩提心)、三昧耶戒(密教の戒律)
② 結界(けっかい) 魔障除去・修行場の清浄化(五輪塔観想・護身法)
③ 本尊成就(ほんぞんじょうじゅ) 本尊(如来・菩薩)を観想し、自分と本尊が一体となる
④ 真言持誦(じしゅ) マントラを心身と一つにして唱える(108回など)
⑤ 廻向(えこう)・空性観 功徳を衆生に捧げ、「全ては空(シュニャター)」と観ずる
---
🟡 具体例:光明真言正式次第(簡略版)
1. 前行:
・三礼(仏・法・僧)
・「この行は一切衆生のため」と発願
2. 結界法:
・五輪塔観想(地・水・火・風・空)で身口意清浄
・護身法で魔障除去
3. 本尊成就法:
・胸の中心に「ア(梵字)」出現→光放射→虚空に大日如来顕現→合一観想
4. 真言持誦:
・光明真言108遍唱える(or時間の許す限り)
5. 廻向・空性観:
・「全ての業障が消えた」と観想→光明となり宇宙に広がる→空性帰入
・「功徳を一切衆生へ廻向」
---
🟡 次第の種類(灌頂により変化)
種類 内容
一字三礼次第 短い儀礼。特定の梵字のみ。
護摩次第(護摩法) 火供(ホーマ)を伴う。
十三仏次第 十三仏供養。死者供養など。
五相成就次第(正式成就次第) 本尊成就・身語意三密加持の完全法
---
🟡 正式次第の目的
1. 行者の「自他不二(じたふに)」確立(本尊と自己の合一)
2. マントラ効果の最大化
3. 場と身心の浄化(護身・結界)
4. 正当な加持力・廻向力の発揮
5. 空性(空観)の確立による迷妄消滅
---
🟡 ✅ まとめ
項目 内容
密教正式次第とは 仏・菩薩と一体化するための「正規の段階手順」
構成 前行 → 結界 → 本尊成就 → 真言持誦 → 廻向・空性観
目的 迷妄除去、加持、悟り、衆生利益
必要条件 本来は阿闍梨(師)の灌頂受法後の実修
---
もし希望なら:
五相成就法の全文次第(簡易版/正式版)
本尊別次第(大日・不動・観音・ターラなど)
在家用の簡易正式次第
を作成します。
どの本尊・流派(東密/台密/チベット)で作る?教えてください。
話題の投稿をみつける

みー

さで🦉

🐟鯖缶

智武

コドン
#melody_flag #joqr

神代か

しろも
#melody_flag
#水瀬いのり

🍫のわ

星幸

やまい
もっとみる 
関連検索ワード
