ス虐愉悦部あじまた｜どらいの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

私にはセンスが無いと言う人へ。

以前デザイナーとして仕事をしていた頃、よく人にデザインを教える機会があったけれど「私にはセンスがないから…」って言う人がよくいたし、今でもたまに聞く。なんなら自分もたまに言う。

大抵の場合、自虐的な感じで冗談交じりに言ってるパターンと、本気でセンスがないと思ってるパターンに分かれる。

前者は全然言っても良い。笑い話で済むし、共感もできる。でも後者のようにセンスがない＝やっても意味がないと諦めてしまうのは、本当にもったいないなと思う。

センスが無いからと諦めてる人とセンス無いからこそ学ぼうとする人は全然違う。

センスという言葉は、曖昧で奇妙。定義も難しい。生まれ持った感覚みたいに聞こえることもあるし、自分にはもう手に入らないんじゃないかと思うような感覚になる。

センスがありすぎる誰かと比べて、センス無いと落ち込むこともよくある。自分の場合はクリエイティブや写真のセンスがある人が羨ましいなあって。隣の芝生は青く見える。

料理、服、言葉、音楽のセンス。
どんな分野でも置き換えられる。

ただセンスがないを理由に諦めるのはもったいないなと。現状維持でいいなら何もしなくて良いけれど、もっと良くなりたい、もう少し上手くなりたいと思うなら、センスがゼロに思えても、これから磨いていけば良い。

以前パンケーキを4日連続で作ったことがある。
1日目は真っ黒焦げだったけど、2日目、3日と軌道修正して、コツが分かってきて、4日目にはふんわり黄金色に丸く焼くことができた。SNSに投稿したら焼き方教えて下さいとメッセージが来た位。

4日目の自分は1日目の自分よりセンスあると思う。

センスの正体は、経験や知識、試行錯誤の積み重ねでじわじわと形成されていくんだと思う。

学び方も多種多様で、その人の個性で向き不向きはあるかもしれないけど、それでも諦めずゆっくりと自分の中に染み込ませていけばいい。

比べなくていいし、焦らなくて良い。
センスがないと決めつけてしまう前に、センスは磨けるものだという考え方が大事という話。