戦後日本の黒歴史を一つ挙げるとするならば、「日中国交正常化」(1972年)がまず初めに思い浮かぶ。これは要するに、日本が台湾を見捨てたということであり、自由主義国として守るべき最低限の良心を喪失したということを意味する。