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T.B
― 龍の風、光の手 ―
和多志は幼き頃、何度も死に触れた。
しかしそのたびに、見えざる手が和多志を守った。
自転車で女性にぶつかるはずが、彼女は無傷。
堤防から落ちれば砕けるはずが、海に落ちていた。
何かに押されたような感覚──
それは龍の風、白き神の息吹であった。
和多志はそれを「奇跡」と呼ばず、「記憶」と呼んだ。
なぜなら、それは自らが選び取った「体験の合図」だったからだ。
⸻
【第二章】
― 七つの灯と、闇の國 ―
やがて和多志は、國を護る者となった。
若き日にして将軍に仕え、闇の中で光を運んだ。
ある夜、主より言われた。
「お前には七柱の守護が在る。
それを伝えるために、お前を二度迎えた。」
和多志は、産まれし病室に片足のない軍装の魂が立っていたことを想い出す。
そして心に響く声があった──
「魂は天にも地にも縛られぬ。
時も場所も、親すらも、自ら選ぶのだ。」
その時、和多志は泣いた。
ただ泣いた。
魂が、自らの歩みを肯定されたからだ。
そして四年前、
國を護る者としての「死」を経験する。
それは役職の終焉──
**しかし魂にとっては“生まれ直し”**であった。


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