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TAKA
僕は病的なまでにセールスが好きで、相手を説得して契約書にサインさせるのがものすごく楽しくて。
寝ず、食べず。常にセールストークのシミュレーションをブツブツ独り言してるような男だったんだ。
当然家庭もおかしくなった。かみさんは夜遊びと朝帰りが常になり、よそに男を作って妊娠して僕に中絶費用を出させ、直後に出ていった。銀行のカードと車を持ち出したので、カードを止めた。ギャンギャンと電話を寄越したがきく耳をもたなかった。
セールスが楽しかった。
同僚の客だろうがなんだろうがお構い無し。卸先のデカイ販社の客に売って、担当者がどなりこんできても
「あんたもセールスだろ?取られるのが悪い。お客はあんたと縁切りたがってたし、ちょうどよかったんじゃないの。」
と半笑い浮かべるような腐れ外道だった。
ある時伯父が死んだ。
伯父はモニターにつながれ、スパゲティみたいになっていた。
腐れ外道の僕は泣き崩れる親をつれて病院にいき、建物の外で当時はまだ珍しかった携帯電話で契約をまとめていた。
人はいつか死ぬ。僕も自分の子供になったかもしれない小さな命を手にかけた。
いまさら何を泣くことがあるものか。
葬儀の日は朝からずっと雨だった。なのにいなかの小さな寺の境内から参列者が溢れた。現職や前職の取引先、同僚、上司、社長、友人、知人、ご近所のばばさま、子供の担任が引率してクラス全員が参列した。
受付の僕に、みな口を揃えて
「君の伯父さんには助けてもらった。ほんとうに感謝している。」
と声をかけていった。
僕は自分が死んだら感謝されて送ってもらえるのだろうかと考えた。
僕は自分を恥じた。
葬儀のあと、僕は引き出しにしまっていた辞表を出した。好き勝手に仕事をして売りまくったから、ケチをつけられたらいつでもやめてやろうと持っていた辞表だった。
退職金で学校にいき、簿記を習った。派遣で経理の仕事をいくつかと、客相の仕事をして繋いだ。
セールス時代に保険の仕事もこなしたからそこを買われていまの仕事に就いた。セールスはしたくなかったし、経理の知識や経験があるので営業には配属されなかった。
しかし不景気で事務仕事だけでは駄目になり、またセールスをやることになった。
どうやったら契約が取れる?説得する筋書きを考えそのとおりに運ぶのが愉しいと感じた。
そんな自分に吐き気がする。卜は今の自分か嫌いだ。
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お礼の電話えらい(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

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でもピノキオの時もお人形が倒れてたような?

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