新天地での挑戦！プログラムとマイブームを楽しむ惑星生活記🌟

第36話を投稿させて頂きます！

#GRAVITY連載小説
#グラな日常物語

~第36話~

僕は、まりん達とは逆方向にダッシュで移動した。

そして、ポケットから取り出した手裏剣を両手に2枚ずつ持ち、ヒグマに向かって投げた。
4枚の手裏剣は弧を描いて飛んでいき、全てヒグマの腕に命中し刺さった。
手裏剣と言っても本物ではなくて、折り紙で作った手裏剣だ。
それでも、僕が使えばそれなりの武器になる。

ヒグマの動きが止まり、僕の方を見る。

ヒグマ「グオオォォ！！」

恐ろしい鳴き声をあげた。

毛皮の厚いヒグマには大したダメージは与えられないが、それでも少しは痛かったようで、今まで戦っていたイッヌは眼中になく、標的を僕に変えたようだ。

だいち「僕が相手だ！
イッヌ、ありがとう！まりんを頼むよ！」

イッヌ「ワン！ワン！」

イッヌは僕の言葉を理解したのか、まりんの方へ走って行った。

ヒグマが僕の方へ近づいて来る。

だいち「えい！」

僕はヒグマに向かって、煙玉を投げた。

ヒグマは煙に包まれて少しの間、視界が遮られる。

僕は忍者の直系の子孫で、小学生の時まで爺ちゃんから無理やり、忍者の修行をつけられた。
中学生になってからは、僕が反抗して辞めてしまった。

まりんは女の子だからという理由で、修行は受けずにすんだ。

忍者の修行を受けたと言っても、あくまでいくつかの忍者道具を自分で作って使えるのと、普通の人より少し身体能力が高くて動きが早い程度だ。

テレビや映画に出てくる忍者のように、竜巻や雷を起こしたりする現実離れした忍術は、もちろん使えない。
爺ちゃんの話では、ご先祖はそんな技も使えたみたいだが…。

だいち「とみーさん、有栖ちゃん、お願いします！」

とみー「行くわよ！有栖！」

有栖「分かったわ！お母さん！」

とみーさんと有栖ちゃんが、まりんの所へ走って行き、2人が両側から、まりんに肩を貸してゆっくりと立ち上がる。

cast-

流星だいち︰流星だいち

流星まりん︰まりん

イッヌ︰イッヌ🐕

広川有栖︰有栖

広川とみー︰🍺とみー🍺

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
主人公も私をモデルとしている部分はありますが、あくまでも架空の人物であり、私ではありません。

作者：流星だいち
#小説

#惑星初投稿 #自己紹介