西尾作品の特に前期、全体的に“普通の人”に対する捻くれた価値観はあるんだけど『これが“普通”とされていて俺が受け入れられない世界は間違ってるんだ』みたいな風にはならずに基本的には内省的な方向に展開されるのが絶妙なバランス感覚だなと読み返してると思う