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連日マーケットレポートの様な投稿になっているが、誰も読まないだろうこのアプリで発信しているぐらいが軽くてちょうどいい。

マーケットは大荒れ。4日のNY時間もアジア、欧州、米国、リスク資産は軒並み大幅安となっている。
とはいえ、3月末の時点で「今回は根が深い」と書いておいた通りで、今さら驚くことはない。
調子に乗って信用取引に手を出していた連中が怒涛の追証に耐えきれずぶん投げ、その投げが下落を呼び別の人間がぶん投げるいつもの構図。
それが世界中のマーケットで起こっている。

さて、株式市場は久しぶりの世界的大荒れだが、債券市場は上がっている(金利低下)、原油は下がっている。米財務長官ベッセントの思惑通りだ。
第一次トランプ政権においてトランプは株式市場の下落を許さなかったが、今は違う。
米国が覇権国家として生き残るためには何を持ってしても金利を上げるわけには行かないのだ。トランプを動かしているのはベッセントであり、今のところ彼は株式市場を犠牲にして金利を抑え込むことに成功している。
だが、ベッセントにもコントロール出来ないものがある。それは市場のセンチメント。
彼自身もその事をよく分かっているが、こればかりはいくらマーケットを知り尽くしていたとしてもにわかに予測することは不可能。
1929年に始まった世界恐慌は誰もが知る歴史的事実だが、きっかけは経済の悪化ではない。
欲望渦巻くウォール街で起こった「理由なきセンチメントの悪化」が群衆心理に火をつけ、それが世界経済を壊滅的に破壊するまでに発展したのだ。蓄積した欲望のエネルギーは凄まじい。
さて、関税の影響などまだどこにも出ていないではないか?しかし何の理由がなくともマーケットが荒れるとそれがきっかけで経済は急速に悪化する。人々は不安からピタリとお金を使わなくなり企業は売り上げが落ち設備投資を控え賃金を抑える。
今のところベッセントの思惑は功を奏しているが、彼にもコントロール出来ないセンチメントの悪化が経済にダメージを与え始める時、そして中央銀行にほとんど打つ手が残っていない時、経済はコントロールを失うことになる。

誰にもコントロール出来ないセンチメントの悪化に対してトランプとベッセントがどこまで辛抱できるのか、彼らの誤算は?あるいは秘策があるのか。不謹慎ながら最高のエンタメショーをホノルから楽しませてもらおうと思う。
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