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不滅の巨人☆ルイアームストロング　part.4

ラテン、ハワイアン、流行歌、ルイアームストロングのビクター時代は多彩な音楽を吹き込み、エンタメ道を突き進んだ。オーケーレコード時代に吹き込んだ♬Basin Street Blues ♬Ain't Misbehavin' ♬When You're Smilling ♬Dinah ♬Body And Soul ♬Just a Gigolo などののちのジャズスタンダードは全てルイがレコード化したお陰でスタンダードとなった。これは意外と知られていないが、'29.3.5録音の♬Knockin' a Jug は最も初期の白人黒人混合編成のレコーディングである。Armstrong -tp Jack Tea Garden -tb
Happy Caldwell -ts Joe Sxllivan -p Eddie Lang
-g Kaiser Mashall -ds と云う名うてのミュージシャンたちをプロデュースしたのはシカゴジャズのボス、エディコンドンだった。コンドンはその1カ月ほど前に既に自己のバンドメンバーにプラスH appy Caldwell -ts Leonald Davis -tp George
Stafford -ds と云うハーレム系黒人バンドチャーリージョンソン楽団からのピックアップメンバーによって白黒混成録音を敢行したのであった。歴史的に白黒混成バンドはベニーグッドマンの有名なコンボが初の白黒混成バンドと言われてるが、それは誤りである。
さて、ルイは1934年10から11月に掛けて2回目の欧州ツアーを行った。欧州に於けるジャズ熱はかなり沸騰していた中での演奏旅行で、10月下旬にはパリで5曲吹き込みを行ったが、その中にかの有名な♬On The Sunny Side Street もラインナップにいれた。朗々たるルイのtpソロやHerman Chittsonのpソロなどかなりグレードの高いソロフレイズが聴けるレコードなのだが、この盤は長らくルイは原盤が喪失した、と聞かされていたルイが失意の内に1937年と1955年にも録音し直したが、後に音源が見つかり今ではSpotifでも聴ける。数年前の朝ドラでもこの盤は大きくフューチャーされた。