共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

らん

らん

妄想小説(48)


時は経ち、日に日に

病気の影響か、愛さんは痩せていき

目つきが変わっていってた

もうすぐクリスマス……

僕は叔母さんとも仲良くなり

受け入れてくれてた

車借りて駐車場にいるのも

ほぼ毎日病院に来てるのも……

叔母さんは愛さんがいつも楽しそうに

僕の事を話してくれてるみたいで

嬉しいと言ってくれた

叔母さんはなかなか来れない為

僕に大事な事を教えてくれた

だが、今はその事を考えたくなかった

だって愛さん、笑ってるから…………

今日も病院に行き愛さんと話してたら

クリスマスの話題になった

「虹くん……」

「どした?愛さん」

「あのね、もうすぐクリスマスだから

何かあげたいんだ」

「あぁ〜確かにクリスマスだね」

「うん、だから何か欲しい物ある?」

「あっ俺?」

「そうだよ」

「あ〜叔母さんにかと思って」

「アハッ、違うよ、彼氏の虹くんにだよ」

「あぁ〜う〜ん、欲しい物かぁ〜、ん〜」

「私からのプレゼントいらない?」

「いや、いるよ、いるから悩んでるよっ」

「あーね、雪見だいふくにする?アハッ」

「雪見だいふくでも…いや、アイスは

この時期寒いし、食べたら終わるからね」

「そうだよね、でもホントに

虹くんにはお世話になってるから

欲しい物か何かをプレゼントしたいよ」

「う〜ん、カッコイイ事言えば…

元気な愛さんと手を繋いでデートとか、

後……婚姻届とかぁ〜」

「えっ、婚姻届?欲しいの?」

「そりゃ〜欲しいよ、愛さんと結婚したいよ」

「そっか〜」

愛さんは、少し寂しそうな顔になった

「いや、冗談だよ、冗談

そんな…今はしっかり治療にって

思ってるから……ホント」

「うん」

愛さんは返事と一緒にうなづいた

「じゃープレゼントは財布が欲しいな」

「財布?どんな?」

「こんな長財布かな」

僕は今使用している財布を見せた

「ここが破れてるから新しいの欲しいのと、

財布ならいつも持ってるから…

愛さんと一緒って思うから」

「あぁ〜そうだね、虹くんのそばに

いつも居れるね…わかった」

そんなたわいの無い会話が毎日あった

寒さが厳しくなる12月の午後だった…


妄想小説(48)終わり
GRAVITY1
GRAVITY8

コメント

skywing🪽

skywing🪽

1 GRAVITY

雪見だいふくに、財布色々詰めますね〜😏 なんか愛さんフラグが立ってる気がして仕方ない・・・

返信
話題の投稿をみつける
関連検索ワード