『あの……俺くんに相談があって………8月は秋の誕生日なんだけど……』ってもじもじしながら話すにょわての顔が完全に恋する乙女のそれで『(ああ……ゎてが好きな相手って……)』って察すると同時にその表情が俺に向けられることがない事実にそっと涙をのむ俺くんなど
小さい頃からなぜか、人は誰かを思いながら生きることが幸せなんだと思って生きてきた。自分のことを考えてるときは辛い。自分のための頑張りも辛いだけだった。でも、誰かを思うこと、誰かを思いながら頑張れるときは幸せだった。自分のことを考えなくて済む程大切な人に巡り会えたから、今は幸せだ。