厳しい校則と生徒指導の実態！学校メイク禁止の裏側

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全部辞めたいネキ

2025/01/05

うちの学校メイク禁止なんですよね、それで化粧してるのバレたらすぐ生徒指導行きなんですよ。しかも定期的に全クラス回って顔のチェックしてくるんですよ。メイクしてたら罰するために。まぁそんなゴ○高に通ってる私なんですが。この前友達が二重に整形したんですね、それで学校に行ったらその友達いわく、ク○教師達に｢いい感じやーん｣って言われたらしいんですよ。おかしいですよねメイクはダメなのに整形は褒められるの。じゃあメイクで隠せるコンプレックス持ってる子達にも整形しろって言ってるようなもんですよね。本当に馬鹿馬鹿しいとは思いませんか。これだから組織は嫌いなんですよ。どうせこの事を言っても校則は変えてくれないやろうしむしろ生徒指導行きです。こんな腐ったゴ○高潰れたらいいのに。日々そう思います。他にもおかしい理不尽な事沢山あるのに大人達は何も思わないんですね。本当に大人は嫌いです。おかしいって分かってても意見しない腐った大人達が。一体どうすればいいんでしょうか。私から行動するべきでしょうか。どうせ何も変わらないのに。高校選び間違えました。これから高校受験する子達にはうちの高校には絶対に来ない事をおすすめします。感性狂うと言っても過言では無い。

すぱちゅら

　あなたの感じているその違和感は、決して間違いではないと思います。私はいま大学1年生なのですが、中学や高校で、理不尽な校則に疑問をもっていましたし、今も疑問に思いつづけています。もし、私立高校に通われていて、入学するときに、校則を守りますという書類にサインをしていないなら、あなたに校則を守る義務はないと思います。さんのお役に立つかはわかりませんが、私の考えを書いてみましたので、よければ読んでくださると幸いです。（ものすごい長文ですので、時間のあるときにお読みください）

2025/01/10 返信

すぱちゅら

　文部科学省は、校則について、「学校が教育目的を実現していく過程において、児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として定められており、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくために制定されるもの」としています。また、「校則に基づく指導を行うに当たっては、校則を守らせることばかりにこだわることなく、何のために設けたきまりであるのか、教職員がその背景や理由についても理解しつつ、生徒が自分事としてその意味を理解して自主的に校則を守るように指導していくことが重要」とハッキリと言っています（生徒指導提要　令和4年12月　文部科学省）。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　学校教育法という法律では、学校の持ち主は、学校の管理をする（5条）ことがルールになっており、校長は校務（学校を管理・運営すること）を行うこと（62条・37条4項）と決められています。校則を決めることは校務の一部です。　しかし、校則は、生徒の自分のことは自分で決める権利（これを自己決定権と言います）を制限する可能性がります。これを踏まえると、校則は、あくまで、学校が生徒を指導するかどうかの基準（どんな時に生徒を叱るか）や、学校の設備を使う時のルール（教室や廊下などの建物や、学校の備品を使うためのルール）を定めるもので、生徒に何かの義務を負わせるものではありません。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　中学校の生徒心得をめぐる過去の裁判のときの裁判所の判決（これを判例（はんれい）といいます）を紹介します。この判決では「本件のこれらの定めは、『生徒の守るべき一般的な心得を示す』にとどまり、それ以上に個々の『生徒に対する具体的な権利義務を形成するなどの法的効果を生ずるものではない』」としています（大阪高等裁判所　平成6年（行コ）第40号　平成6年11月29日判決）。わかりやすく言うと、校則は生徒が守るべきことを「書いているだけ」で、生徒に校則に従う「義務を負わせることはできない」と、裁判所が言ったのです。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　裁判所が言ったことには、国会議員や総理大臣のような偉い人であっても、逆らうことはできません（三権分立）。ですから、学校は、もしあなたが化粧禁止の校則に違反した場合、化粧をしないように勧告することはできます。しかし、その場で化粧を落とすよう強要したり、指導に従わず化粧を落とさない場合に、登校させない、授業に参加させないなどの罰を与える（または、罰を連想させる）ことで、校則に従うように強要したりすることは、あなた大切な人権を侵害する行為です。

すぱちゅら

@すぱちゅら： ━━━━━━━━━━━ （参考）　憲法の「基本的人権の尊重」に関する規定日本国憲法13条すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 ━━━━━━━━━━━

すぱちゅら

@すぱちゅら：　国連が平成元年に決めた「子どもの権利条約」（日本は平成6年に批准（条約に賛同して守ること））では、子どもは「権利の主体」であり、同時に「権利行使の主体」としています。つまり、子どもは人として権利を持っていて、大人と同じように権利を使うことができるということです。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　国連子どもの権利委員会は、平成22年6月に、日本の子どもの権利について「学校が児童の意見を尊重する分野を制限していること、政策立案過程において児童が有するあらゆる側面及び児童の意見が配慮されることがないことに対し、引き続き懸念を有する。委員会は、児童を、権利を有する人間として尊重しない伝統的な価値観により、児童の意見の尊重が著しく制限されていることを引き続き懸念する。」と発表しています。

すぱちゅら

@すぱちゅら：さらに令和元年には「委員会は、自己に関わるあらゆる事柄について自由に意見を表明する子どもの権利が尊重されていないことを依然として深刻に懸念する。」と発表しています。日本は国際的に、「日本の学校では子どもが人として尊重されていない！」と批判されているのです。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　高校は義務教育とは違って、生徒が自分から進学して通うことを決めています。しかし、教育を受ける権利は憲法で守られています。 ━━━━━━━━━━━ （参考）　憲法の「教育を受ける権利」の規定日本国憲法26条1項すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。 ━━━━━━━━━━━ そのため、生徒が従う義務のない校則を押し付けて、従わない場合に罰を与えることは、生徒のもつ権利と自由を侵害する、決して許されない行為です。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　校則は学校の「ルール」ですが、本来、ルールとは「人を縛るもの」ではありません。ルールは「人を守るもの」であり、特に「弱者を守る」ものです。私は、今後、校則が日本の子どもたちの権利を守るものに改善されることを、心の底から望んでいます。　それまでの間は、子どもたちは、自分の権利を守るために戦う必要があります。そのためには、私が述べてきたような「自分の意見」を持ち、法律などの「根拠」と一緒に、大人に堂々とした態度で伝える必要があります。これは決して簡単なことではありません。特に小学生ならば、ほぼ不可能でしょう。

すぱちゅら

@すぱちゅら：　しかし、権利・自由は、フランス革命で血を流し、犠牲を払った人々が獲得した尊いものであることを忘れないでください。もちろん、現代で剣を交えて戦う必要はありません。あなたが使える武器・盾は憲法・法律です。私の意見のパクリでも構いません。あなたの大切な人権を奪おうとする存在は、戦ってでも排除する意義があります。戦うかどうかは、あなた次第です。

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