黒人女性ジャズ歌手ニーナ・シモンの生涯と音楽への情熱

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ロバの朝ごはん

2024/11/08

Netflixオリジナルの、ニーナ・シモン　魂の歌を久しぶりに再度視聴。
1度目はショックで涙が止まらず、2、3日暗い気持ちだった。黒人として生きることの生涯逃れようのない底知れない苦しさ、個人の幸福にまで侵食する暴力と搾取の連鎖。
2度目は少し落ち着いて、彼女が歌うことに見出した自分の義務についてや、彼女だからこそ・彼女にしか歌えない、ニーナ・シモンの音楽について考えながら見た。
ニーナ・シモンは特別だ。
あんなことはあってはいけないこと。その上で生まれた叫びの歌なんだと思うと、今後は正座して聴いた方がいいのじゃないかと思ってしまった。

そして、わたしも歌を歌うけど、空っぽの心と身体で感情表現「ぽい」ことしたくない。
想いのこもっている「ぽい」歌詞の歌を、うまい「ぽく」歌ったりするのはだせえからぜったいやだといつもおもってる。下手で上等。
歌については、率直に自分自身を響かせることに徹する。
などと、一生ニーナ・シモンにはなれないわたしはまた決意をあらためたのでした。