夜天に火の粉を散らしながらぼうぼうと燃える子ども入りのジャングルジムや、高層ビル屋上の縁でうろうろした後に地面に吸い込まれてゆくOLを、自慢の超高画質携帯カメラで撮り始める動物たちが同時多発的に出現したあたりから、おれはインターネットに希望を持つことをやめたよ。
ナカムラ 投稿者
笑っている野次馬もいれば、「早く落ちろ」とボソボソ呟く野次馬もいた。 SNSの言説の中心は、そんな現場を非難するポーズを取りつつ、安全なところから事件を批評して悦に浸りたい様子があった。自分が証人になろう。 ほんとうに人間か?