父のことは昔からずっと好きで懐いていたけど、母のことは成人してようやく理解できるようになった。私も母のような厄介な人になれたから、ようやく母の一見不合理に思われる言動の理由が少しはわかるようになった。辛気臭いと思っていた『エリーゼのために』がいつも母の近くで流れていた理由も少しは