社会で生きていくということは人を喜ばせるということだ。と気付いた時、僕はどのような場所でも生きていける気がした。能力はないけど、誰かを喜ばそうと真剣に考えたら、何かしら案は出てくるから。喜んでくれる人がいれば僕の存在は認められると思ったから。
米津は目の前のソファで足組んで笑い飛ばしてくれて、バンプは隣に座って一緒に空を見上げてくれて、須田景凪は夕焼けの中で同じテーブルでコーヒーを飲んでくれる声だと思ってるけど、社長は一瞬だけこちらの手を引くけどすぐに手を離して先に走っていって背中を追わせてくれる声だなと思うよ