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つね

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雑誌TIMEに下記のように鄧小平の政策を述べた英文がある
(薬袋善郎「英語リーディングの真実」より)

The seismic changes Deng set in motion were daring, thrusting one-fifth of mankind in a Great Leap Outward from the crushing, dogmatic isolation of Maoism into a quasi-capitalist economic miracle. (TIME, Маг. 3, 1997)

どんなに上手く日本語に訳したとしても、Great Leap Outwardはthe Great Leap Forward(大躍進政策)のもじりだということまで伝えようとすると、芸人のネタを解説する黒柳徹子のような野暮ったいことになってしまう。

薬袋訳でさえもそうならざるを得ないところがあった。

こうしたもじりみたいなのが分からないと文芸作品や映画、演劇などによっては面白さが半減することもありうる。

邦画であれば男はつらいよなんかは渥美清の語り口のこうした部分に面白さがあるのだが、外国語に訳してしまって果たして魅力が伝わるのかと、そんなことを考えてしまった。

シェークスピアの日本語版の芝居とか、英詩的な音韻のリズムとかセンスが抜け落ちるわけで、果たしてそれで100%シェークスピアを楽しめているのかと不安になる
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