遠征話で盛り上がったお誕生日会裏話

～痛みの感じかた～

今日の#心が軽くなる言葉

「人によって感じる痛みは違う」という
お話です。

人によってその痛覚は違うと言われます。
これは、物理的な痛み(病気も含め)や
いわゆる心の痛みもそうです。

同じ刺激に対して、痛いと感じる人もいれば
全然平気な人もいます。

この差を生んでいるのは
心理的、視覚的に痛覚が変化するからだという研究結果もあります。
「痛そう」そう思う気持ちが
痛覚を増しているのかもしれません。

つまり、痛みの感じかたは人の気持ちの数だけ。言い換えると人の心の数だけ、痛みの感じかたがあるということ。

私にとってのこの痛みは
あなたにとっては大した痛みではない。
逆に、私のこの大したことのない痛みは
あなたにとってはとても痛いことなのかもしれないということなのですね。

だからこそ、大切にしたいこと。

大丈夫だよ、自分もそうだから。
大したことないよ、もっとがんばろう。

ついつい言ってしまいがちですが
この言葉が刃となりうるということ。

本当に痛くて動けない。もう頑張れないってなっている時。その時の「もっとがんばろう」はその人を苦しめることがあるのです。
励ましたつもりでも、です。

どんな痛みかはわからなくてもいいです。
まずは寄り添ってあげられること。
痛かったね、辛かったね。そこから始める必要があるのですね。

イギリスのことわざでこんな言葉があります。

「Put yourself in someone's shoes」
他人の靴を履いてみなさい。

つまり、相手の立場になって考えるという事は、相手の靴を履いてみることと同じなのだということ。

履いてみるときっと違和感があるでしょう。
歩く癖、体格の違い、大きさ。
それによって、その人の靴ができます。
自分のものとは全く違うのです。

違うことを認め、受け止める。
それができて初めて、その心の痛みにそっと寄り添う事ができるのではないでしょうか。

誰もが自分以外の人の痛みを知ることはできません。だからこそ、相手の想いを、気持ちを、
相手の立場に立って感じることが大切です。
それを、気持ちを味わうと言います。

気持ちを味わいながら、大切な人に、身近な友人に寄り添うことができれば、その痛みも和らげてあげられるのだと思います。