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あき
「どう思いますか?
周りはみんな無駄無駄やめとけって言います」
一瞬考えました。
「応募するのは自由だし、タダなんですから気持ちがあるなら応募するしかないでしょう」
電話の向こうで喜んでいるのがわかりました。
「これからTさんが選挙で勝つためには、お金ではなく、本物の汗しかないと思います。もし決まったら、市議選の時の2週間だけではなく、私は東京のすべてを捨てて馳せ参じます」
電話の向こうで泣いているのがわかりました。
少し時間が経った今、あの自分の言葉は、
本気だったのか、相手を喜ばせるためだったのかははっきりわかりません…。

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