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あき
ラーメン好きな彼は住宅街にポツンとあるラーメン屋を見つけると嬉しそうに私を誘います。
「あきさん、いいラーメン屋を見つけました!」
私は、
・個人店が好き
・住宅街にポツンとある“スナック”が好き
なんですが、
彼の頭の中ではいつからか、
・あきは個人店が好き
・あきは住宅街にポツンとある“飲食店”が好き
に置き換わりました…。
そして、その“飲食店”は、彼が一番大好きなラーメン屋さんにさらに置き換わっています。
彼の頭の中には、
「あきは住宅街にポツンとあるラーメン屋が好き」
とあるようです。
私はラーメンは1人では食べません。
彼の独り伝言ゲームです。
彼は嬉しそうに私を誘うので、いつからか私はラーメン好きを装うようなったのかもしれません。私のこの行動が彼の独り伝言ゲームの手助けしたのでしょう。
幸い、私にはどのラーメンも不味く感じることはないので、
「あきさん、このラーメンどうですか?」
に対して自然に
「美味しいです」
と言えます。彼はあまりにも嬉しそうな顔をするので、たまにほんとたまに、
「よくこんなお店見つけましたね」
と言ってしまうのです…これが決定的です…もう後戻りできません…。
トイレに入ったら、このお店チェーン店でした…浅草にもあります…。
私は見なかったことにしました。そして、もし彼がトイレに行こうとしたら、全力で妨害する覚悟をしました。幸い、彼はトイレに行きませんでした。
お店を出て、ほっとした私はつい、
「お疲れさま、じゃまた、新たなラーメン屋さんで」
彼はうれしそうでした。
私は何をやっているのだろう。
映画『インセプション』をもう一度観たいと思いました。



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あきさんのその言動、やっぱりやさしさのようにみえるのですが、ちがうのでしょうか、、また'やさしい人間じゃありません'って言われるかな笑
柚子胡椒
この話、好きなんですよね 私、そんなにコメントしてなかったっけかなぁ と思ってこの話に戻ってきたらやっぱりコメントしてなかったですね いつもそうなのかも。。