カーネル・サンダースの誕生日に学ぶ、KFCの起源と社名の由来

番外編#ぺんたダイヤリー
#豆知識　その1は　#ゆらゆら社名

今日９月９日はサンダースデイ
ケンタッキーフライドチキンの生みの親、カーネル・サンダースの誕生日です

本名はハーランド・デーヴィッド・サンダース
カーネルどこから来た？って話ですが
これは英語で「大佐」を意味します

では軍の要職についた人なの？
いえ、残念ですが違います
確かに陸軍に籍を置いた時期もあるのですが、短期間で一兵卒止まり
実はアメリカには名誉大佐という制度があって、地域に多大な貢献をした人は一般人でも称号をもらえるのですが、これについては後述

サンダースは1890年9月9日にケンタッキー州……の隣、インディアナ州で生まれます
6歳で父が亡くなり母が工場で働きながら、そしてサンダース自身も子供ながら好きな料理を手伝ったり
仕事では学校を辞め農場に働きに出たり
年齢を偽って陸軍に入隊したりもしますがこちらは長続きせず
その後転々と職を変えて30代後半にはタイヤのセールスマンをしていた縁で石油商と知り合いになり
ケンタッキー州でガソリンスタンド経営を始めるも、世界恐慌のあおりを受けて倒産を余儀なくされます

しかし子供の頃から好きだった料理の腕を活かしガソリンスタンドの敷地に「サンダースカフェ」というレストランを開業した所これが大繁盛し
この時にケンタッキー州の知事からカーネルの称号を与えられてます

特に圧力釜を使って作るフライドチキンが大人気で、この製法を教えて売り上げの一部を貰うフランチャイズの制度を思いつきます
１９５２年に最初の権利を買ったユタ州の知人ピート・ハーマンが、ケンタッキーフライドチキンというブランド名の提案者だと言われています

その大きな道路が店の外れに出来て客足が遠のき、
三年後の1955年には「サンダースカフェ」を畳んで
ワゴン車に調理道具とチキンを積み込んでKFCを
各地に売り込みに行くも、すでに齢は70超え
当初出向いた場所で断られる事も少なくなかったようですが次第に評判となり
1964年に経営を引き継いだ後も1980年に９０歳で亡くなる直前まで店の親善大使を務めました

なおあのカーネル像が店に置かれるのは、ほぼ日本限定
元々カナダのイベント用で使われ倉庫で放置されていたのを日本法人が入手し広めました
カーネル本人は気に入っていて総本部にも置かれている模様