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吉田賢太郎
1. 人と現象を切り分ける
嫌いなアイツを「悪い人間」と決めつけないで。
それは、その人の心にたまたま「悪」という嵐が吹いただけ。
人は「存在」としてそこにあり、罪は「現象」として起きる。
人を憎んで心を汚すより、なぜその嵐が起きたのか、
その仕組みを静かに見つめてごらん。
2. 世界は立ち位置で変わる
君が泣いているとき、隣で誰かが笑っているかもしれない。
君にとっての天国は、誰かにとっての窮屈な牢獄(ろうごく)かもしれない。
「誰かの正義」は、ときどき「誰かの犠牲」の上に立っている。
「自分は正しい」と思った瞬間に、
その光が誰かを照らし、同時に誰かに影を落としていることを忘れないで。
3. 熱狂とコントの距離
誰かが必死に叫んでいる「パンクな生き様」も、
冷めた目で見れば、おかしい「コント」に見えることがある。
でも、それでいい。
本気であればあるほど、笑われるリスクを背負っている。
冷笑する側(賢者)になって誰かをバカにするより、
笑われる側で自分の歌を歌うほうが、ずっと君らしいはずだ。
4. 善悪の正体
「良いこと」がいつも人を救うとは限らない。
無自覚な「善意」が、ナイフよりも鋭く誰かを追い詰めることもある。
逆に「悪いこと」に見える何かが、新しい扉を開くエネルギーになることもある。
「善」は無害じゃないし、「悪」もただ有害なだけじゃない。
形の名前にだまされず、その中身が何を生んでいるかを見極めて。
5. 心は揺れ動くグラデーション
完璧な「仏様」なんていないし、救いようのない「鬼」もいない。
優しい人が限界を迎えれば怒り出し、
怖そうなアイツが、夜中に一人で泣くこともある。
人は固定されたキャラクターじゃない。
一瞬の現象だけで自分や誰かを決めつけないで。
この世界は、たった一つの正解ではできていません。
マウンティングして誰かを見下したり、自分を卑下したりする必要はないんです。
君が見ているその景色は、あくまで「君から見えた半分」でしかないのだから。

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