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ゴトー(と🐱)
第1節
厳しい冬のさなかに、凍てつく風が唸り、
大地は鉄のように硬く、水も石のようであった。
雪は降り続いていた。雪の上に雪が、
そのまた上にさらに雪が。
それは、厳しい冬のさなかの、遠い昔のこと。
---
第2節
我らの神、そのお方は天にも収まらず、
地もそのお方を支えきれない。
そのお方が降りてこられたら、
天も地も逃げ出してしまうだろう。
だがその厳しい冬のさなかには、
全能の神、イエス・キリストは、
馬小屋で満ち足りていた。
---
第3節
ケルビムが絶えず崇拝するそのお方にとっては、
胸いっぱいの母乳と、
飼い葉桶いっぱいの干し草で十分だったのだ。
天使たちがひれ伏すそのお方にとっては、
敬う牛とロバとラクダがいれば十分だったのだ。
---
第4節
天使たちと大天使たちも、
そこに集っていたのかもしれない。
ケルビムやセラフィムも、
その空を埋め尽くしていたのかもしれない。
しかしそこでそのお方を拝する事が出来たのは、
ただ聖母マリアのみであった。
彼女は清らかな至福のうちに、
口づけをもって愛しきそのお方を敬った。
---
第5節
何も持たぬ私が、
そのお方に何を捧げられるだろうか?
私が羊飼いであったなら、
子羊を持ってきたであろうに。
私が東方の博士の一人であったなら、
喜んでその務めを果たしたであろうに。
それでも、そんな私でも、
この心を捧げる事は出来る。
In the Bleak Midwinter
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yumi.a
回答数 130>>
抹茶*
出してもらったお皿が可愛かった
#GRAVITYスイーツ部 #GRAVITY日記 #ケーキ #ハイキュー #クリスマスカラー



ゆま
誰かに必要とされると太陽様な自分を作り出せるんだ、おもろいよね
だから自分を必要とする人は何か心に隙間があって生き抜く一歩が困難な人が多い
まじ我ながらセラピスト狙えると思う

みんなの脊髄
なんも無い更地で2時間くらい空みながら
色んな話するのがすき

_(:3」∠)_
もう少しでサヨリが死んでしまう

ハーロック
夕陽が、海をオレンジに溶かしていた
波は優しくて、残酷だった
寄せては返す
それだけを、何も知らない顔で繰り返す
彼女は、砂浜に座っていた
裸足の足先に、ぬるい波が触れては離れる
そのたびに、胸の奥が少しだけ痛んだ
終わった恋
言葉にすると簡単なのに
身体はぜんぜん納得してくれない
「……もう、無理かも」
彼女は呟いた
泣きすぎて、涙が出ない
ただ、喉の奥が焼けるみたいに苦しい
好きだった
誰よりも、まっすぐに
一緒にいる未来を、何度も想像した
それが当たり前だと、どこかで信じていた
でも、終わった
彼の最後の言葉は、優しかった
優しいほど、痛かった
「ごめん、嫌いになったわけじゃない
ただ——」
“ただ”の先の言葉が、彼女の中で何度も反響する
波と同じで、何度も寄せては返してくる
彼女は海を見て、息を吐いた
「生きていく気力、なくなるね……こういうの」
その瞬間だった
「自分、気力なくなったら、まず座れ
今みたいにな」
背後から、低い声が落ちてきた。
振り向くと、黒い服を着た男が、いつの間にか砂浜に立っていた
夕陽を背にして、輪郭だけが少し滲んで見える
「……誰?」
「ただの通りすがりや
海ってな、こういう時に人を呼ぶんやで」
彼女は笑う余裕なんてなかった
それでも、言った
「放っといてください」
男は肩をすくめた
「放っとくのは簡単や
せやけどな、今の自分、放っとかれ慣れすぎとる顔しとるで」
胸が、ずきんとした
「……別に、慣れてないし」
「慣れてないのに、強がる癖だけは一丁前やな」
「うるさい」
「うるさい言えるなら、まだ生きとる」
男は砂浜に腰を下ろした
隣ではない、少しだけ距離を置いた場所
近づきすぎない、でも離れない距離
夕陽が、海の上でゆっくり沈んでいく
しばらく、二人とも黙っていた
彼女の胸の中で、言葉にならないものが渦を巻いている
男がぽつりと言った
「自分、恋が終わるってな、海で溺れるのに似とるんやで」
彼女は、目だけで「どういうこと」と聞いた
#希望 #自作小説

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カワニ
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はな
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