ディズニーランド高いって言われるけど｜アスの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

本願寺（浄土真宗）は、被差別部落の大多数の門徒を抱えながらも、歴史的に差別構造に深く関与し、被差別民衆の救済よりも世俗の身分制度に従う面がありました。
　幕末には部落の寺院（穢寺）への過重負担や、差別を助長する教義（宿業論、真俗二諦）も指摘され、一般社団法人部落解放・人権研究所全国水平社結成後、両本願寺（西本願寺・東本願寺）は強い糾弾を受け、宗派として部落差別問題への取り組みを続けていますが、note 過去の過ちと向き合い、教えと差別の矛盾を解消する課題を抱えています。

歴史的背景と本願寺の関与
門徒の多数を占める: 1921年の調査では、被差別部落の8割以上が浄土真宗の門徒であり、東西両本願寺は部落民の絶対多数を抱える教団でした。
「穢寺」・「穢僧」制度: 本願寺派は幕藩体制に準じて僧侶を序列化し、部落の寺院・僧侶を「穢寺」「穢僧」と呼び、五割増の負担を強いるなど差別構造を制度化していました。

教義との矛盾: 「宿業論」や「真俗二諦」といった教義が、部落の現世での苦しみを容認し、差別を見抜くことを妨げる側面もあったと指摘されています。

全国水平社結成と本願寺への糾弾
水平社宣言: 1922年の全国水平社結成時、「東西両本願寺への意見聴取に基づいた行動をとる」決議が採択され、教団の差別構造が厳しく追及されました。

強い糾弾: 水平社は、本願寺教団が被差別部落民の最大多数を抱えるにもかかわらず、正面から差別に取り組まない姿勢を厳しく批判しました。

現代における取り組みと課題
宗派としての見解: 本願寺派（西本願寺）は、2012年の「過去帳開示問題」で部落差別問題として認識し、宗派としての見解を示し、問題解決への取り組みを表明しました。

学習と研修: 現代でも真宗教団連合などを中心に、部落差別問題に関する学習会や研修会を実施し、差別の現実から学ぶ努力が続けられています。

根強い課題: 過去の形骸化した取り組みや、教えと差別の矛盾に向き合うこと、宗派全体での差別の実態把握と意識改革など、継続的な課題が存在します。