ドーナツの穴のとこも含めて「ドーナツ」って認識してる時点で、人は物事を「欠落した部分」も含めて完成品だと本当は理解できている。「穴を埋めたい」つまり、全部理解したいっていう慢心は、説明できるものが全てで説明できないもの（哲学・宗教・芸術・現象学・直感的理解etc）等の「測れないもの」を全て切り捨てることになる。

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竹光

2025/12/02

ドーナツの穴のとこも含めて「ドーナツ」って認識してる時点で、人は物事を「欠落した部分」も含めて完成品だと本当は理解できている。「穴を埋めたい」つまり、全部理解したいっていう慢心は、説明できるものが全てで説明できないもの（哲学・宗教・芸術・現象学・直感的理解etc）等の「測れないもの」を全て切り捨てることになる。
また、慢心は人を「理解できるもの＝世界、理解できないもの＝誤り」っていう独裁的な構造を作り始める癖があって結果科学こそが真理の唯一の道だと思い込み始める危険性があるし、その上「限界」の存在を自覚しないと学問の進歩はそこで止まる。少なくとも、創世記や天動説の時代の科学者たちはその学問の穴に気づいていたおかげで新しい学問の存在に気付いたわけだからね。
世界という『ドーナツ』は初めから完璧で、間違っているのは人間の思い込みの方

竹光投稿者

物の欠落部分について考えている時、人自身の欠落している理解や輪郭が暴かれてる。「あれ？これって正解なくね？」って気付いたその時が限界なんじゃねえかな、と。欠落っていうのはブラックホールみたいなもので、光（理解）を完全に吸い込んでくるし理解の吸い込まれた人間の丸裸を映し出してくる。つまり、ニーチェの有名な言葉「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」の構図が生まれる。穴は一方通行じゃなくて人間と相互作用しあってる

2025/12/02 返信

竹光

それに人間は「穴」が大好きで、幽霊、宇宙人、リミナルスペース、SPC、神話etcこれ全部説明できない未完成・未定義・不確定の半透明な具現化。宇宙人なんて「存在するかも」って状態だからこそ、観測できないはずの穴をみんなで広げたり挟めたりできる。結局人間って穴の中に広がる暗闇が大好きで、怖がると同時に愛してしまってるわけで、これって人間の持つ恋愛感情と同じ構造でありその拡大版なんだよね

竹光

@竹光：科学という作られたレッテルで穴を埋め尽くすのはあまりにも勿体無い。むしろ「不都合だから埋めなきゃ」って精神だと、不都合という穴を適当に土とか被せて処理してるだけ。まだその部分には穴が残ってるから、現実的なリスクを考えたらそっちの方が遥かにマシなんじゃないかねって俺は思う。ただ美学を語らせていただくなら穴という名の『余白』部分を許していけたら完璧なんだけどなって思うけどね

竹光

@竹光：要は「侘び寂び」ってやつ。水墨画は筆で描かれた黒の部分（認識内）、白の余白（認識外）がないと絵にならないでしょ？

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