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ゴトー(と🐱)

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今回の高市総理による「存立危機事態」をめぐる答弁が、国内外で大きな波紋を呼んでいる。しかし、これまでの国会質疑の経緯と発言の全文脈を丁寧に確認すると、現在広がっている「高市総理の失言が外交問題を引き起こした」という単純な構図には、強い違和感を覚えざるを得ない。

まず事実関係を整理しておく必要がある。高市総理は、国会において存立危機事態の判断基準について問われ、「個別具体的な状況を総合的に判断する」という、これまでの政府の公式見解を明確に前置した。そのうえで、質問者である立憲民主党・岡田氏が提示した「武力行使を伴う海上封鎖」という具体的な仮定の事例に対し、「そのような最悪のケースであれば、存立危機事態になり得る」と、あくまで仮定に仮定を重ねた形で可能性を述べた。そしてさらに、「政府の統一見解ではない」「個別のケースを断定することは今後も控える」と明確な留保も付している。

この答弁全体を読めば、高市総理が特定の国や地域、特定の事態を「存立危機事態だ」と断定した事実はない。にもかかわらず、実際の報道や政治的評価の多くは、「台湾有事を存立危機と認定したかのような発言」「危険な踏み込み」といった一点に焦点を当て、仮定性や留保の部分をほとんど伝えていない。結果として、仮定に基づく一般論が、あたかも政府の確定方針であるかのように受け取られる構図が作られてしまった。

一方で、この問いそのものを設計したのは岡田氏である。岡田氏は、台湾有事、武力行使を伴う海上封鎖といった、外交・軍事の観点から極めて可燃性の高い具体例をあらかじめ提示し、「それだけで存立危機事態に当たるのか」と政府に迫った。これは確認というより、最初から政府に“踏み込せる”構造を持った質問であったと言わざるを得ない。安全保障という分野において、具体例を挙げて言質を引き出そうとする行為は、その瞬間から国内政治の枠を超え、国際社会への政治的シグナルとなる。そこには、きわめて重い慎重さが求められるはずである。

今回の騒動を俯瞰すると、少なくとも「火種」を国会に投げ込んだのは岡田氏の側であり、その火種に報道が燃料を注ぎ、結果として現実の外交問題にまで発展した、という構図が浮かび上がる。それにもかかわらず、現在、責任の大半は高市総理の側に一方的に集約されつつある。この責任の配分には、明らかな不均衡があると感じざるを得ない。

もちろん、高市総理の答弁が、国民にとって十分に分かりやすかったか、あるいは質問に対してどこまで踏み込むべきだったかという点については、答弁技術の観点から議論の余地はある。しかしそれは「拙さ」や「脆さ」の問題であって、今回の騒動全体の主因とまで断じるのは、あまりに酷であろう。仮定と留保を付して行われた一般論の説明が、意図的とも取れる形で切り取られ、国内政争の材料に変換され、さらには国際的な摩擦の原因にまでされている現状は、冷静に見て理不尽と言わざるを得ない。

とりわけ看過できないのは、この一連の動きが、国内政治の戦術としては「成功」しているかもしれない一方で、国際情勢という現実の場においては、極めて危険な火遊びになっている点である。安全保障に関する国会でのやり取りは、単なる与野党の政争では終わらない。それは海外の政府や軍事当局、市場や外交関係者にも監視され、その解釈次第で現実の緊張が高まる性質のものである。国内向けの政治的得点を優先するあまり、その影響が国外にどのような波紋を広げるかという視点が十分に考慮されていないのであれば、それは野党として、さらには国会議員としての責任のあり方が問われる問題である。

野党が政権を監視し、厳しく問いただす役割を担っていること自体は、民主主義にとって不可欠である。しかしその役割は、あくまで国益と国民の安全の上に成り立つべきものであり、国家の安全保障を揺さぶるような形での言質遊びが許されるわけではない。今回の件を見る限り、少なくとも岡田氏および立憲民主党の質問姿勢には、「国内政治の駆け引きが国際的なリスクを伴う」という自覚が、十分にあったとは言い難い。

現在進行しているのは、「誰がより巧みに失点を演出したか」という政局の話ではない。本来問われるべきは、可燃性の高い安全保障テーマを、どのような節度と責任感をもって国会で扱うべきか、という国家レベルの問題である。にもかかわらず、その本質が曖昧にされたまま、「失言」「不用意」「配慮不足」といった表層的な言葉だけが一人歩きしている現状は、健全な政治状況とは言い難い。

今回の騒動は、高市総理個人の資質や失策だけで説明できるものではない。質問を設計した側、発言を切り取って伝えた側、そしてそれを無批判に消費する側を含め、日本の政治と報道の在り方そのものが、同時に問われている事案であると考えるべきであろう。
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ユタ

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シツエーションの意味は?
シツエーションは、特定の状況や場面を指す言葉です。日常会話やビジネスシーンなど、さまざまな文脈で使われます。具体的には以下のような意味合いがあります。 状況の説明: 何が起こっているのか、どんな環境にいるのかを示す。 文脈の理解: その場の雰囲気や背景を理解するために重要。 コミュニケーション: 他者とのやり取りにおいて、適切な反応や行動を決めるための基盤となる。 例えば、友達との会話で「今のシツエーションはどう?」と聞くと、相手の気持ちや周囲の状況を知りたいという意図が含まれています。ビジネスでは、プロジェクトの進行状況や市場の動向を把握するために使われることが多いです。
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ビビ

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おはようございます
今日は鼻炎と咳が多いです
咳の後、頭痛が起きるのが厄介
インフルエンザから治るのにはまだ時間がかかりそうです

今日も大人しく自室で療養するしかないですね
(:3[▓▓]
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ふもふ

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オフイベアフター、同時多発的に4人くらい動き始めてるみたい??
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🐯ぼく

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シツエーションの使い方は?
シツエーションの使い方について説明しますね。 基本的な意味: シツエーションは「状況」や「場面」を指す言葉です。特に、特定の文脈や環境における出来事や状態を表現するのに使われます。 日常会話での使い方: 友達との会話で「今のシツエーションはどう思う?」と聞くことで、相手の意見を引き出すことができます。 仕事の場面では「このシツエーションに対してどう対応すべきか考えよう」といった具合に、問題解決のための議論を促すことができます。 ビジネスシーンでの使い方: プレゼンテーションで「このシツエーションを分析すると、次のステップが見えてきます」と言うことで、具体的な状況分析を示すことができます。 プロジェクトの進行状況を報告する際に「現在のシツエーションは、予定より遅れています」といった表現が使えます。 例文: 「このシツエーションでは、冷静に判断することが大切です。」 「新しいシツエーションに適応するのは、時に難しいですが、成長のチャンスでもあります。」 シツエーションは、さまざまな場面で使える便利な言葉なので、ぜひ積極的に使ってみてくださいね!
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とまり

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ダラダラしてたら朝飯食う時間消えた
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渚🔥

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鍾乳洞好きなんです…
お兄ちゃんとゆうじくんもあんな風に困難な道の中でも小さな明かりで照らされた道の先で、心に残るものを刻んでいたらいいなあ。
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ガルガ

ガルガ

昨日あるTLを見ました…
最近届いたハロウィンミニヒメヒナちゃんのうち…
ヒナちゃんは、
立つのに…ᔦ๑,,ÒㅅÓ,,ᔨ
ヒメちゃんは、
立たないよ…9ζ* ⩌ ⩊⩌)ζ

って。
寝ずに今朝までかかったのは、そのツイを見て作業していたからなのです( ¯꒳¯ )ᐝ
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天獄

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カチタカとは何ですか?
カチタカは、主に日本のゲームやアニメの文脈で使われる言葉で、特に「カチタカ」という言葉は、特定のキャラクターやアイテム、またはゲームの要素を指すことがあります。以下に、カチタカの一般的な意味や使われ方を説明します。 意味: カチタカは、特定のキャラクターやアイテムの名前として使われることが多いです。例えば、ゲーム内での特定のスキルや能力を持つキャラクターを指すことがあります。 使い方: ゲームやアニメのファンの間で、カチタカという言葉を使って特定のキャラクターやシーンについて話すことが一般的です。例えば、「カチタカのスキルが強い」といった具合に、キャラクターの能力を評価する際に使われます。 関連する作品: カチタカが登場する作品には、特定のゲームやアニメがあり、その中での役割やストーリーが重要です。ファンコミュニティでは、カチタカに関する議論や考察が行われることもあります。 このように、カチタカは特定の文脈で使われる言葉であり、ファンの間での交流や理解を深めるための重要な要素となっています。
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芋

人生で初めて客降りを経験した時、ありえない数のイケメンが一気に客席に現れて本当に一瞬ガチでビビった ありえない時間なので
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フ、ナ

フ、ナ

最近、ゲーム仲間と「カチタカ!」って叫びながら盛り上がったんだけど、勝つぞって気持ちが伝わってきて楽しかった!みんなもこのフレーズ使ってる?やっぱり勝利への意気込みって大事だよね!
カチタカの意味は?
カチタカは、主に日本のオンラインゲームやアニメの文脈で使われる言葉で、特に「勝ちたか」という意味合いを持っています。これは、勝利を目指す気持ちや、勝ちたいという強い願望を表現する際に使われることが多いです。 使用例: ゲーム内で「カチタカ!」と叫ぶことで、仲間に勝利を目指そうという意気込みを伝えることができます。 関連する文化: ゲームやアニメのファンの間で、勝利を祝う際や、試合前の士気を高めるために使われることが一般的です。 この言葉は、特に若い世代の間で流行しており、カジュアルな会話やSNSでもよく見かけます。
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