まあ何でか薄着衣装が真冬に予定されるのはわかる　あれなんでんでしょうね…

私がハマっているサッカーを『一緒に観に行きたい』と言われたので、相手の分もチケットを取って行ってきた。キックオフを待っている時、座席同士の間隔が狭いのもあったのだが相手の二の腕が私の腕に触れて、瞬間的に『嫌だ』と思った。

それからはもうダメだった。試合はまだ始まっていないのに、開始5分前なのに帰りたかった。こんな事なら子どもと一緒に来れば良かったと大後悔した。

指定席で最前列のチケットを取ったから席前方の足元には少しスペースがあって、私はそこに自分の荷物を置いていた。でも相手は試合が始まる前から何故か自分のリュックを大事そうに前持ちしていた。

電車の中でもないのに不思議に思い『前のスペースに置けば？試合観るのにリュックずっと持ってるの邪魔じゃない？』と言ったら『いや、いい』と笑って、結局相手は試合終了まで自分のリュックを抱っこしていた。

スタジアムの座席に座る時には、お手製と思われるプラスチック製A4バインダーの中に雑巾を挟んだもの、をお尻の下に敷いていた。

二の腕が触れる件は相手が何も気にしていなさそうだったので、私は重心を相手とは反対方向に傾けて体をそらすようにして最後まで座っていた。一つダメになるともう全部がダメで、視界にも相手を入れないようにしていた。

帰り道、バスを待っている時間が異様に長く感じて辛くて、相手から食事に誘われそうな気がしたのでそれを阻止したくてこちらからめちゃくちゃ喋った。

👩『何度も聞いてごめんね、どうして今日リュックをずっと抱っこしてたの？潔癖症？』

👨『いや、潔癖症じゃないけどリュックに傷が付くから』

👩『大事なんだね。お尻の下にバインダーを敷いてたのはどうして？』

👨『自分の中で地面（アスファルトや座席）に座っても良いかなと思ってる服と思ってない服があって、今日『思ってない服』を着てきちゃったから。ズボン間違えちゃった』

👩『あー、やっぱり汚れるもんね？（スタジアムの座席でもか？）』

👨『そうそう』

👩『いつもそのお尻に敷くバインダー持ち歩いてるんだ？』

👨『うん』

👩『服、大事だもんね？』

👨『うん』

私は服やバッグなんか気にせずにアスファルトの段差や座席に一緒に普通に座れる人がいいわ