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私は登山が好きなのだけど、「登山のどこがいいの、しんどいし意味がわからない」と言われることがたまにありますね。おもに身内から。身内は遠慮がないから言うのであって、ホントは知人友人も思っとるかもしれん。

そういうとき、一般的によくあるお答えとして
「絶景が見られるから」
というのがあるんですけどね。
私の場合は、変態的ながら登る行為そのものが好きなのと、山で出会う知らん人とお話できることが魅力ですね。あと、山では何食べても飲んでもおいしいし、見たことない生きものとか現象とかに出会えたりして、どれもこれも平地ではあんまりないことばっかりです。

絶景はいい。しかし、絶景なんてない山もたくさんあって、それだって下山までにいろんな出来事があって結構楽しいものです。
下山した後も何日か余韻があって、わりと長く楽しめる。それも登山の好きなところです。

あと、痩せるのかと聞かれることもあります。
平均的な負荷だと、5時間かけて10キロほど歩いて800メートルくらい登れば1000キロカロリーくらい使うけど、食べないと駄目なのでモデルのように痩せることはないかな。体力と筋肉はつくので、基礎代謝は上がりそうです。体幹も鍛えられます。痩せるために山に登っているという人には会ったことがないです。

それで、用事があったりして山に登れない日が10日も続くと、体がなまった気がして5キロくらい走ってきます。たまに走ってもあんまり楽しくなくて、ランニングが好きな人はどんなところに魅力を感じているのかな？と調べてみたら、「楽しくはない、必要だからやっている。資格の勉強やプレゼンみたいに、必要だけど嫌なことである。嫌だけどやりきった達成感がやばい」という記事が出てきて、なんだ楽しくない人もいるのかと思った。

でも、走るという行為が純粋に好きっていう、私とは違う種類の変態もいると思うんだけど、そういう人はランニングマシンでも楽しいのかしら、だとしたら筋金入りだとかいろいろ考えてたらこんな時間だ、寝よう。