たまたまトイレに起きたから良かった。仕事の大事な用件のメール見れたから。

穢れた聖地巡礼について🎈背筋
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去年読んだ本の中で、ベスト入りした「近畿地方のある場所について」
その背筋さんの新刊が出るということで！！図書館に入ったのを見て予約！！…したものの、時既に遅し、35人待ち。
近畿地方〜があまりにも怖くて、本を持ってるだけで不穏すぎて無理と即座に返却しに行った私に、背筋さんの本を買う選択肢はなかった笑
やっと読めました！！！！

近畿地方〜はモキュメンタリーだったのに対し、今回は小説だと分かる形式だったのと、
近畿地方〜は読み進めるごとに嫌な不気味さが強くなっていくのに対し、今回は不気味さという点は私的には少なかったので、前作のような怖さはなかったです[穏やか]
そこを求めてる人は前作が好みかなと思いますが、やはり背筋さんの作品好きですね〜！！

今回は主要な人物が3人出てきて、3人全員いけ好かない感じで、特にオカルト系YouTuberの池田が最初から生理的に無理な感じで、こいつの行く末見届けるのしんどいと思い笑
まだ気持ち寄り添えるのは宝条だったけど、うるさい関西弁と「知らんけど」でイラッとし(注：私も関西人ww)
でも読み終わってから、全て含めて最初から背筋さんの狙いなのか、？と思い。。なるほどね〜〜！！！と唸る。

タイトルからして聖地巡礼がメインで話が進むのかと思いきや、その穢れた聖地を作り出す人間についてを描いており。巡礼にこめられてる意味とは。だんだんストーリーが歪んでいく…
後に余韻を残す感じもよく出来ていて、背筋さんは読者が考察するのを見越して色んな謎を残して終わってると思うんですよ。
そこもまた面白く、私は他力本願で素晴らしい考察斑の方々のものを有難く読ませて頂くだけなんですけれども、自力で無理でもそうやって考察を読んで二度と味わう作品だと思います！！

心霊ホラーとサイコホラーがうまいこと混ぜられた作品で、やはり背筋さんうまいなー！と思いました[ほっとする]今後も新刊出るたび追いたい！
私が良い意味で一番苦手で怖いのはモキュメンタリーなので、またいつか読めますように🫣