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天月 兎

天月 兎

サフラン色の栄光──不滅より終焉を贈るまで
【おまけ】継承の刻 2

ルーヴェリアが挨拶を済ませ、騎士団員達にも挨拶をすると部屋を出て行った後、残された団長3人は深刻な面持ちで経歴書を眺めていた。
彼女が参戦してきた戦いは全て苛烈を極めたものだったからだ。
志願兵として入隊し魔族に占領されていたヴィト・リーシェ湖を奪還。
そのままシュガル山、ファランス山へ進軍し魔族を撃滅しつつ、北西諸国の救援を成功。
北西諸国より1000の兵士達を引き連れサフラニア王国の残存兵力と併せて1200の兵士を率い、ケレテス山脈へ進軍。
魔族を帝国領方面へと後退。
そして帝国軍との戦線を保っていた兵士達と共に残党を処理後、王都へと帰還。
この間僅か1ヶ月弱。
休む間もなく500の兵を率いてエレゾルテ山脈へと進軍。地形を活かした見事な戦術で魔族を圧倒。
そして王都方面へと引き返すと、そのままヘルベ湖の奪還まで完遂。
ディゼン「どれだけの死体を見たことやら……とんでもない奴が来たもんだ」
嘆息と共に経歴書を机に置く。
コルセリカ「あーれーはー、骨が折れるねえ…見た?あの目。光無いどころかどこも見てなさそーだったよ」
困った顔で笑いながら軽い口調で話してはいるが、憐憫の情が渦巻いて仕方ない。
だって記録されているものは、死者数百どころか数千と及ぶ戦いばかりだ。
それを生き残ってきた、というだけで彼女の心の闇の深さが知れる。
それはマルスも同じだ。
マルス「噂に名高い不死身の騎士、かあ…そりゃ、死体に塗れて自分だけ生き残ってりゃ、ああもなるよなぁ…」
しみじみとぼやいてから、数秒の静寂が訪れる。
その静寂を破ったのはディゼンだ。
ディゼン「…私達で支えてやらないといけないな」
ふっと笑ってコルセリカとマルスの方に視線を向ける。
コルセリカ「任せて任せて〜そういうのは超得意だから!」
妙にはしゃぐ彼女にマルスは肩をすくめた。
マルス「あんたは距離の詰め方がおかしいだけだろ…」
コルセリカ「言ったな?マルス?あとで剣の錆にしてやるから覚悟しな」
マルス「斧の間違いだろ…」
ディゼン「ほらほら二人ともそこまでだ。歓迎会の準備を進めるぞ」
二人「はーい」
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天月 兎

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サフラニア周辺地図つけときます

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ともぞ

ともぞ

楽しかったらよかったねえの気持ち
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まうー@

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連日職場から帰ってすぐ寝てを繰り返している
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もくば

もくば

え!?嬉しい
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れっく

れっく

ライラックもう100万回再生いったの!?すご!
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猫又ヨ

猫又ヨ

ドライヤー何にするか決めたけど今度は色で迷ってる
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スミス

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ニュータイプ(読心能力)で金元さんだから恐らくクトゥ浦さん
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にしか

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ミミックパピラギタンギタンの意味は?
ミミックパピラギタンギタンは、主に日本のアニメやゲームに登場するキャラクターやモンスターの一種です。以下にその特徴を示します。 起源: ミミックは、一般的に宝箱の形をしたモンスターで、プレイヤーを騙すために見かけを装っています。パピラギタンギタンは、特定の作品やキャラクターに関連する名称であり、ユーモラスな要素を持つことが多いです。 特徴: このキャラクターは、見た目が可愛らしく、しばしばコミカルな行動をすることが特徴です。プレイヤーに対して意外性を持たせる役割を果たします。 文化的影響: ミミックパピラギタンギタンは、ファンタジー作品における典型的なトロープを利用しており、プレイヤーに楽しさや驚きを提供します。 このように、ミミックパピラギタンギタンは、エンターテインメントの一環として、プレイヤーにユニークな体験をもたらすキャラクターです。
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ふじわ

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枯れてたのに少し出たかも
#禁生
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しゅが

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メッチャ嫌なコミニュケーションの仕方するお客さんのマジでうざかった一言「新人さん入ったの?いじめちゃだめだよ☺️」←こういうの言えることを親しみだと思ってるタイプなのでガチ悪意ない
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てか「このふたりの絵柄なんか似てるな...好きだな...買うか...」で買ってあとで姉妹って知って、姉妹は絵の雰囲気も煮るんだなぁって感心した
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