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別に説教も助言も同情も求めたいわけじゃないし、前提として、結婚する選択に何も思わないし羨望もなく、子育てしてる人の大変さや幸福は理解してる。
それ前提として、だよ。

今日、母の見てる前で幼児連れの人を何気なく軽く助けた（抱っこしてる子供が落としたものを拾えなさそうにしてたから拾って渡しただけ）んだけど、ふと母から話をふられたから私が大事にしてるアンティークの修理が終わった旨を話題にしたら、
「そんなの大事にしてないで、あんたも子供産んで育てなさいよ」
って親戚（母と同世代はみんな孫持ち）のいる前で半笑いで発言されたんだよね。

私は、同世代がみんな孫を可愛がって孫の話ばかりの親戚間で、娘が独身、息子が鬱病、夫は一昨年癌で死亡という母が肩身の狭さに似た物足りなさ、居たたまれなさみたいなものを抱えてるんだろうとは思ってるから、その場では別に何も言わなかったし態度にも出さなかったけど、次に親戚の前で同じ発言をしたら、自分でどうなるか分からないくらいの感情がある事を否定できない。

母は私がどういう人間かは知らないけど、二十歳の時に交際相手と死別してる事は知ってる。
そこからズタボロに心身を崩しても、鬱病の弟と精神論者だった父の手前、落ち込む猶予もなく働いたり、交際相手の死別を親戚に隠して、祝い事には集まれという祖父の機嫌を損ねないう、いとこ達の結婚式や出産祝いに参列させられたり（弟が出席できない手前、私まで行かなかったら私の家そのものが父母ごとナメられるので）して来たのも知ってる。

それでもそんな発言するのか、という、これは怒りなのか屈辱なのか、自分でも区別がつかない。
けれど、もしまた同じことがあったら、母の後ろから暴力を振るい「お前は旦那が死んだのによくそのまま生きてるな、再婚しろよ、って親戚一同の前で言われたらどう思う」とか意味のわからない暴言を浴びせてしまいそうなくらい、それ以上の自分でも予測できない攻撃性が突発的に出そうな確信に似たものがある。

繰り返すけど、私は結婚や出産を羨むとか、子持ちを妬む・邪魔に思うとかの感情は無い。
けど子どもに好意的な行動をして
「子どもが欲しいのにいないから子どもに親切にする寂しい人」
みたいに痛いババア扱いされるのも哀れまれるのも嫌だし、今回みたいな言葉を向けられるのも平静ではいられない。