2024年、ワールドシリーズ。 それをテレビで見つめる男がいた。18歳で将来を嘱望され阪神タイガースへ入団した、藤浪晋太郎さんだ。「あの頃は若かったですね(笑)」若き日を回想する藤浪晋太郎は、どこか寂しげだ。
「未だに当時の夢を見ることがあるんですよ。ワールドシリーズで、俺が完封して活躍する夢を」 藤浪さんは24歳の時に登板過多の影響で肩関節唇損傷にかかり1、4年間リハビリを続けたが 結局完治することはなく、タイガースから戦力外通告を受けた。