もう伝えられない好きが、もう届くことのない想いがある。自分の中にだけその人がいて、その人の中に自分はいなくて、もう二度と交わることがなく日々は続いてゆく。それはどうしようもなく切なくて、その人の中から自分がいなくなるのと同時に自分の中からもその人の記憶が消えてしまえばと。